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パワースポットNO.10 中川の箒杉

かながわトラストみどり財団

かながわのみどりや森林における

パワースポット・ 癒やしスポット フォトラリー令和3年4月30日まで開催!

神奈川のみどりの大切さを普及啓発する当財団では、まだ知られていない魅力あるみどりのスポットが県内にはあるのではないか。また、知られていてもさらに多くの皆さまに周知することにより、みどりのすばらしさを体験していただきたい。そんな思いから「かながわのみどりや森林におけるパワースポット・癒やしスポット募集事業」を行うことにしました。
そしてこの度、令和に新たなみどりの発見!フォトラリーを実施します!

パワースポットNo.10 中川の箒杉

 推定樹齢二千年の古代杉で高さ45m、根回り18m、国の天然記念物に指定された名木は、大火と土砂崩れの二度の災害から住民を守ったとされ、地元の人々から崇敬の念を集めています。時の流れ、人との係り、風雪に耐えた姿、それこそがこの巨木です。
【所在地】足柄上郡山北町中川【最寄駅】小田急線「新松田」駅から富士急湘南バス「西丹沢自然教室」行の「箒杉」下車徒歩往復約10分【コース概要】周辺ハイキングコース参照

まず茶畑風景で一服

御殿場線の谷峨駅を下りると、そこは山の中。眼下には酒匂川が流れています。今回の目的地はその先にある箒杉。ここからバスに乗ることになりますが、まだ時間があるので付近を散策してみることに。下から見ると山の上がどうなっているか想像もつきませんが、少し登ってみると緑の茶園が広がっていました。足柄茶の産地です。今回の企画の癒やしスポットには松田町寄の茶園が選定されていますが、ここにもすばらしい景観が広がります。ふもとには神奈川県農協茶業センターの直売所もあるので、お土産にお茶もいいかもしれません。

三保ダム広場へ立寄り

さて、バスが来たので乗ることにします。バスは谷を縫いながら少しずつ坂を登っていきます。丹沢湖の手前に神縄という停留所があり、ちょっと下車。そこから川の方に下りて行くと広々とした芝生広場が開けます。公園の中にはなんともう一つのダム。丹沢湖と三保ダムを造るとき、そのミニチュアを造ったとのこと。湖を取り囲む木々や橋を見ていると本物のよう。大抵はとおり過ぎてしまう隠れスポットですね。
バスは丹沢湖畔に到着しました。訪れたのは2月ですが、青い空の元、青い湖面がさわやか。秋には周辺の紅葉を写した湖面が美しく、またワカサギ釣り、キャンプなど四季それぞれ楽しめるそうなので、またゆっくり来ることにしましょう。
丹沢湖を後にし、バスはさらに谷を登って箒沢バス停に着きました。下りて道から見上げるとそこにとても大きなスギ。
さすがに樹齢2千年とも言われるスギ。大きすぎて持参のカメラに収まりません。少し離れて写真を撮ってみました。近くに神奈川県と山北町の教育委員会が記した解説板がありました。要約すると次のようになります。

箒杉の由来

この地域は昔、禁令によりスギやヒノキなど6種類に樹木をみだりに伐ることが禁じられていました。兄弟杉として同じ位のスギ1株と、小さいスギ1株があったものの、明治41年、ともに伐採されてしまったそうです。
この箒杉の名の由来はこの地域の宝木沢という集落名から取ったとも、樹形が箒に似ているところから取ったとも言われているそうです。胸高周囲12メートル、高さは45メートルの大きさで、推定樹齢も県下最高齢の約2千年とされており昭和9年に国の天然記念物に指定されています。
昭和47年に、この地方に甚大な被害をもたらした丹沢集中豪雨の際には、土砂崩れをくいとめ、箒沢の集落を崩壊から救ったともあります。

地域を見守り2千年

ところで、パワースポットに選ばれた訳ですが、この巨木を見上げ、2千年という途方もなく長い年月、地域を見守っていたということに思いをはせると、パワーではないけれど一種の畏敬の念を覚えたのは事実です。
さて皆様は何を感じるでしょうか?

 ※この記事は財団発行の機関誌ミドリ118号の内容を転用したものです。

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フォトラリー参加申込方法

①スポットを1箇所以上体験

「かながわのみどりや森林におけるパワースポット・癒やしスポット」に選定されているスポットを令和元年10月以降に1箇所以上体験していただき、リーフレットの各スポット案内写真を参考に(周辺写真でも可)写真を撮影してください。

②参加申込用紙に記入

参加申込用紙に、体験のスポットの名称、応募者の氏名(財団のトラスト会員の場合は会員番号等)、住所、電話番号、メールアドレスを記入してください。

③応募先に郵送

体験スポットの写真を1箇所につき1枚、裏面に撮影年月日とスポット名・感想を記載して必ず参加申込用紙に同封のうえ、下記の〈応募先〉に郵送してください。

応募締切・応募先

【電話】 045-412-2525
【メール】midori@ktm.or.jp

参加申込用紙はこちらをお使いください。
参加申込用紙(PDF)
参加申込用紙(word)

電子パンフレット配布について

パンフレットをご希望の方がいらっしゃいましたらお気軽に事務局までご連絡ください
(連絡先は上記問合せ先と同じ)。

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