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ツルや枝木を使ったバスケタリー

身近な植物を利用したバスケタリー

都市の自然のあり方を考える

都市の自然環境は、防災や景観など多面的な価値を持ち、動植物の生息地や人々の憩いの場として機能しています。
一方で、住宅地や街路への草木の越境、落葉、倒木や枝折れといったトラブルも少なくありません。特に日当たりの良い境界部では、クズやフジなどのツル性植物や生長の早い低木が繁殖しやすいという課題があります。
そのため、周辺環境への配慮から定期的な草刈りや剪定などの維持管理が不可欠となりますが、その手入れにかかる労力や、日々発生する大量の草木・剪定枝の廃棄コストが大きな負担となっています。

 

蔓草に覆われる緑地 (2)

バスケタリー Basketry

身近な植物を利用したバスケタリー

竹やツル、草、木の皮などの線状の植物素材を「編む」「組む」といった技法で形を作る工芸やその技術で、世界各地でカゴやザルなど古くから存在する技法として地域性、民族学的な特性を持ちます。現代では自由な発想でアートやデザインに昇華された造形もあります。

その昔の人々は、目の前にある草木を使ってカゴやザルを作り、生活用品として利用してきましたが、現代社会では完成された商品を買う(消費する)ことが基本となり、目の前にある草木は当然ながら無用なものとして処分されます。

 

自然資産を扱うきっかけに

自宅の庭先や許可を得た地元の自然地で、ツルや枝木を有効活用してみませんか。身近な植物に触れ、自らの手で作品を生み出すプロセスを通じて、資源循環や持続可能なモノづくりを肌で感じることができます。

本来なら「資源ゴミ」として排出されるはずの草木が、クリエイティブな視点を持つことで、価値ある「自然資産」へと生まれ変わります。この体験が、身の回りの自然を単なる廃棄物ではなく、豊かな資源として捉え直す行動変容のきっかけとなることを期待しています。

※自然地から植物を採取する際は、必ず事前に管理者の許可を得て、生態系に配慮しながら行いましょう。

ムクノキの枝木を使ったカゴ 300×300mm
ムクノキの枝木を使ったカゴ 300×300mm

11/14逗子市で開催されるアースマーケットに出展

11月14日、15日の2日間、神奈川県逗子市で「EARTH MARKET(アースマーケット)」が開催され、その14日(土曜)に当財団がバスケタリーで出展します。

会場は、地域と地球環境に優しい「めぐる暮らし」を提案するマルシェです。三浦半島や湘南エリアの農家や漁師、飲食店、クラフト作家らが集結し、生産者と直接対話しながら買い物を楽しめます。ぜひ、お越しください。

インスタグラム「EARTH MARKET(アースマーケット)」

概要:めぐる暮らしのマーケット「EARTH MARKET(アースマーケット)」

(公財)かながわトラストみどり財団出展内容

会場では、巨大オブジェの枠組みを設置し、緑地から枝木やツル植物を持ち込み、これを参加者が自由に巨大オブジェに絡めてもらいます。時間制限は特に設けず、やりたい方が自由に取り組みできます。

枝と枝に絡めたり、結んだりするだけの簡単な作業です。

 

球体 250×250mm
球体 250×250mm

機関誌ミドリでバスケタリーを学ぶ

関島寿子氏について

1970年代からバスケタリーの分野で活躍し、国内外で多数の作品展や研究を行ってきた現代日本の代表的作家です。技法や造形の面でも強い影響力を持ち、「バスケタリーアートの第一人者」として評価される。

 

機関誌ミドリ記事

機関誌ミドリ140号記事掲載 身近な植物を使うバスケタリーの世界 (前編)

機関誌ミドリ141号~42号掲載予定

内外反転 628×640 オカメザサ根 2019 関島寿子
内外反転 628×640 オカメザサ根 2019 関島寿子
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