＜活動報告＞2023年4月20日（木）／予備日4月21日（金）　除伐（竹）作業【県民参加の森林づくり】

今年度第１回森林ボランティア活動は茅ヶ崎市の県立茅ヶ崎里山公園で竹の除伐活動を行いました。
今回は昨年度４月に活動した広葉樹林に発生したモウソウチクの皆伐作業をさらに進めました。侵入した竹をすべて伐採することで、広葉樹の林に戻すことが目的です。

県内外から59名の方にご参加いただき、春の日差しをうけながら活動を行いました。

■竹林内の新しい陽だまりはだれのもの？
参加者の皆さんには湘南台駅及び茅ヶ崎駅より路線バスや自家用車を利用いただき、県立茅ヶ崎里山公園の現地に集合いただきました。
9時30分からパークセンター前でオリエンテーションを行い、はじめに茅ヶ崎里山公園園長にご挨拶いただきました。スケジュールやスタッフの紹介をし、作業内容の説明、全体でのストレッチを行いました。

オリエンテーション後、各班に分かれて活動地へ徒歩で移動し、ヘルメットや鋸を受け取り、身に着けていただき、作業開始！
班ごとに森林インストラクターとミーティングを行い、作業の進め方や注意点をレクチャーされ、作業に入りました。
各自で鋸を使って竹に切り込みをいれて倒し、倒した竹は３ｍ程度に短く切って、枝を払い、集積しました。
切った竹も倒れないほど密集している活動エリアでは作業が難航しましたが、少しずつ少しずつ竹を切り出していきました。

約2時間の作業で200本を超える竹を伐採しました。継続活動により、竹の新しい繁茂が抑制されて、元の広葉樹林の姿が生きてくるようになりました。まだモウソウチクが優先しているエリアも林内の地面まで日が差し込むようになりました。
日光の条件が変わったことで、モウソウチク以外の植物も育つ環境が生まれ、今後の新たな植生を確認する楽しみができました。

伐採後の竹はチッパーによりチップ化するほか、様々な形で茅ヶ崎里山公園内で資材として有効活用される予定です。

■歓喜の春の出会いが心の健康も促進
12時に道具を片付け、広場で閉会を行いました。閉会後、カートカン飲料を配布し、解散しました。
解散後、参加者の方とのんびりと昼食をとり、帰り間際での園内散策で、フジをはじめとする季節の花々の開花を見つけては、みんなで歓声をあげて春の花盛りを楽しみました。

朝のオリエンテーション

青空に向かって腕を大きく広げます

響きわたる鳥のさえずりに足の運びも軽快に

鋸で根本から竹を切ります

枝を払って細かく処理

力を合わせて運搬！

竹林内にポコポコと陽だまりが出来ました

広場で閉会

2時間作業お疲れ様でした

目を引くフジの花