「【森林探訪】湘南平から大磯の松林遊歩道まで歩こう」の詳細
日時 | 2022年11月20日(日) 9:00〜13:00 |
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場所 | 集 合 JR大磯駅改札前 9:00 行 程 大磯駅~バス~高来神社→高麗山→湘南平→大磯・松並木(一旦解散)→大磯駅 |
森林探訪
【共催・申込先】NPO法人かながわ森林インストラクターの会
※当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策により急な中止・変更がありますことをご承知おきください。
▼集 合 | JR大磯駅改札前 9:00 |
▼解 散 | 大磯駅 13:00 |
▼行 程 | 大磯駅~バス~高来神社→高麗山→湘南平→大磯・松並木(一旦解散)→大磯駅 |
▼共 催 | NPO法人 かながわ森林インストラクターの会 |
▼講 師 | NPO法人かながわ森林インストラクターの会 |
▼定 員 | 50人 |
▼参加費 | 会員 500円 一般 1,000円 ※現地までの交通費は各自負担です。 感染症対策の一環として、お釣りがないように参加費をご持参ください。 |
▼雨天時 | 原則として雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。 財団公式ツイッター |
▼持ち物等 | 長袖、長ズボン、歩きやすい靴、帽子、筆記用具、雨具、水筒 |
▼申込方法 | 【申込先】〈往復ハガキまたはメール〉 〒243-0018 厚木市中町2-13-14 サンシャインビル604号 NPO法人かながわ森林インストラクターの会 自然観察部会 森林探訪名、開催日、参加者全員の住所、氏名、年齢、電話番号、トラスト会員の方は会員番号を記入し、往復ハガキ、またはメールで。 ※メール:kanagawa_shizenkansatu@yahoo.co.jp 自動返信は行われません。追ってご連絡させていただきますので、何かございましたら担当までご連絡願います。 問合せ先 担当:赤崎 ※電話:090-6150-6173 |
▼申込締切日 | 2022年11月13日必着 |
▼概 要 | 自然あふれる景色を堪能した後、大崎こゆるぎ緑地で一旦解散。解散後、希望者は昼食を持参し、インストラクターとゆっくり観察します。申込時にその旨をご記載ください。 |
「森林探訪 湘南平から大磯の松林遊歩道まで歩こう」活動報告書
湘南発祥の地、大磯から湘南平へ かながわ緑の大使と森林探訪!
朝8時、JR大磯駅の駅構内でかながわ緑の大使の伊茂治龍慶くんと遭遇。「集合は8時30分だったよね?(※一般参加者は9時)」と聞くと、「遅れたら悪いから。」と言われ、謙虚な姿勢に敬服し、改札へ向かうと改札口で同じく大使の井上万侑加さんと鉢合わせ。緑の大使は真面目で素直で、良い子ばかりだなぁ、とつくづく感心し、誇らしくも感じた朝。天気予報は曇りのち雨で、降水確率はかなり高かったですが、午前中は雨も降らず、ゆっくりと森林探訪を楽しみました。
朝早くから来た二人に大磯駅近くにある湘南発祥の地の石碑(鴫(しぎ)立(たつ)庵(あん))や、エリザベス・サンダース・ホームを創設した澤田美紀女史について紹介。内容は2020年の自然観察会「古地図を持って大磯を歩こう」(詳しくはコチラ)の活動報告を参考にした説明でしたが、二人とも、大磯町へ来ることが初めてで、見ること聞くことが新鮮で楽しい、と期待に溢れていました。「今度来るときは財団のイベント活動報告などを参考に、ルートを組むのもいいですね。」と大使たち。
開催された数々のイベントは都度、活動報告書をホームページに掲載しています。ちょっとした情報も含んでいますので、是非ご活用いただければ幸いです。
さて、森林探訪最初の訪問地、高来神社でオリエンテーション。簡単なストレッチの後、大磯町の天然記念物であるスダジイとヤブニッケイの合体木「シイ・ニッケイ」や、ご神木とされている「ナギの木」を見ました。かながわ森林インストラクターが「「ナギの木」といえば、源頼朝と北条政子ですね。伊豆山神社の御守りにもなっていますが、葉っぱを引っ張っても千切れないということから、縁が切れないと、二人はお守りにしていたそうです。」とロマンティックなお話しの後、「でもそれは、葉脈が縦にあるからで、横にすると千切れるんですよね。ナギの葉っぱを見ると広葉樹と思いがちですが、針葉樹です」とのこと。さすが、森林インストラクター、ロマンだけでは終わらせません。高来神社を後に高麗山へ向かいます。
ジュウリョウ・ヒャクリョウ・ジャノヒゲって何!?
高麗山を登り、相模湾を眺めながら、一路、湘南平へ。高麗山の大きな特徴としては、植物相が南斜面と北斜面で違うこと。南斜面は相模湾に面しており、「天然記念物範囲」とされ、スダジイやタブノキなどの大木を目にすることができます。これは江戸時代以降、大きな伐採がなかったからだそうです。反対に北斜面は戦中戦後の森林伐採により、スギヒノキの針葉樹が多く植林されています。
この日は十両(ジュウリョウ)や百両(ヒャクリョウ)、ジャノヒゲ等の植物を見ることができました。十両、百両って?センリョウ(千両)・マンリョウ(万両)なら聞いたことがあるのだけど、と思われた方、多いと思います。全てお正月の縁起物といわれ、緑の葉に小粒の赤い実をつける常緑(小)低木です。十両はヤブコウジ(藪柑子)。百両は細長い葉を持つカラタチバナ(唐橘)の別称です。今回、浅間山に向かう途中、一両と呼ばれるアリドオシも見ることができました。アリドオシは葉の付け根から出ているトゲが蟻をも差し通す、ということから、名付けられたようです。説明を受けた大使は「本当だ、トゲがある。知らないで触ったら痛そう」と興味深く眺めていました。
インストラクターから天然のスーパーボールと呼ばれるジャノヒゲの実を渡された大使たち。実の皮から種子を取り出し、地面に落としたところ、びっくりするくらい高く跳ね上がり、「え、何これ、面白い!」と夢中になる大使たちの姿を見ながら、高齢とおぼしき男性参加者が「私らの子どもの頃はよく遊んだものだったんだけどね。」とポツリ。
きっと大使たちが次の世代に繋げていくと思いながら、湘南平からの風景を楽しみ、海岸線や東海道の松並木を見て帰路につきました。(報告者 横山)
<今回は緑の大使、井上万侑加さんと伊茂治龍慶君が参加してくれました。>
<インストラクターから高来神社のナギの木について説明を受ける参加者。>
<湘南平へ向かう途中の風景。相模湾が見えます。>
<カゴノキ(クスノキ科ハマビワ属)の名前の由来は樹皮が小鹿のまだら模様に似ているから。>
<カラタチバナ(別名 百両)>
<一面がヤブラン。夏の開花時はまた違った景色を見せてくれるかも。>
<湘南平から見た大山>
<大使達が募金に協力。募金グッズの小田原の間伐で作った「ハガキ」を紹介。>