竹林の手入れと保全管理
森林や緑地は自然の産物を生み出す所で、人の生活には欠かせない資源であり、その中でも竹林は生活用品から工芸品など用途が広く、しかも食材にもなる特別な植物です。神奈川県内では主にモウソウダケやマダケなどが密集して群落をつくりますが、その多くは先人が資源利用を目的に植えたものです。
竹林管理は秋冬に枯れたり年数を経たタケを刈り、春にはタケノコを取ることで生長を抑え、良材を生み出し、管理が容易な竹林となります。
財団で実施するイベント:タケノコ掘りで竹林整備
竹工芸から学ぶ
竹材の用途は広く、伝統工芸としてザルやカゴなど日常生活で使われる用途を備えながら、歴史を重ね芸術にまで昇華した工芸品へと醸成しました。
プレ講座を開催
本年11月のワークショップに先立ち、プレ講座を開催します。県内の竹林環境の情報交換を行いつつ、竹細工の伝統工芸の技術を学び、竹工芸の魅力や竹林の価値向上、県内の荒れ放題である竹林管理の現状について考えていくきっかけを醸成します。
竹の特性や活用方法、本格的な竹細工について、重要無形文化財保持者の藤塚松星先生から学べます。