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桃山のイモ山ばなし③

桃山のイモ山ばなし

(機関誌ミドリ139号2025)

桃山のイモ山ばなし「スイカズラとなぞのイモムシ」

私の住んでいる東海地方の里山は竹林におおわれています。入口にはスイカズラがつるを伸ばしていて、ソメイヨシノが満開になる頃、いかにも美味しそうな若葉が葉を広げます。

「さぁどうぞ!好きなだけ召し上がれ!」と言われているみたいでかじってみたくなります。こんな魅力的な葉をイモムシが見過ごすわけがない!そう思って目をこらすと… かわいらしい食べあとを見つけました。つるをたぐり寄せると派手な模様のシャクトリムシがいるではありませんか!!体長は17mmくらいです。調べても名前が分からず、もしかしたら珍しい種類なのではないかと胸をときめかせながらなぞのイモムシを飼育しました。
やがて幼虫は葉に荒いマユをつづりサナギになりました。一体どんなガが出てくるのだろう。ドキドキしながら待っていると、11日後の朝、黄色い美しい蛾「ウラベニエダシャク」が羽化したのです。

それから毎年春が巡ってくると、同じスイカズラにこの幼虫を見つけては飼育しています。幼虫の模様は変化に富んでいて黒っぽい個体と白っぽい個体がいます。

今年はどんな個体と出会えるのかとても楽しみです。皆さんの地元のスイカズラにはどんな模様の幼虫がいるのでしょう。ぜひ探してみてください。

プロフィール

桃山 鈴子

連載

桃山のイモ山ばなし「ジャコウアゲハとウマノスズクサの巻」
桃山のイモ山ばなし「冬アサギマダラとキジョランの巻」
桃山のイモ山ばなし「スイカズラとなぞのイモムシ」

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