Skip to content
HOME > 機関誌ミドリ > 桃山のイモ山ばなし②

桃山のイモ山ばなし②

桃山のイモ山ばなし

(機関誌ミドリ138号2025)

桃山のイモ山ばなし「冬アサギマダラとキジョランの巻」

寒くなってきましたね。

冬はイモムシをほとんど見かけなくなり、私は“イモムシロス”になります。けれど少し山の方へ足をのばしてみれば、キジョランの葉に丸い食べあとが見つかり、葉をめくればアサギマダラの幼虫と出会えることがあります!キジョランは漢字で「鬼女蘭」。 実が熟すと中から長い白い綿毛をもつ種子が飛び出すのですが、その様子を鬼女が髪をふり乱す様子に見立てたことに由来しています。鬼女にふさわしく毒(アルカロイド)を持っているので、アサギマダラの幼虫は葉を丸くかじって傷あとをつけ、白い毒入りの乳液を抜いてから食べていると考えられています。

幼虫は木枯らしを耐え忍び、春になるとチョウになり飛び立ちます。
「渡り」をするチョウとしても知られ、春から夏は北上し、秋になると南下します。なんと、台湾まで渡る個体もいるそうです。渡りの途中で翅を広げ海面で休む姿を見た漁師さんがいるとか?!

プロフィール

桃山 鈴子

連載

桃山のイモ山ばなし「ジャコウアゲハとウマノスズクサの巻」
桃山のイモ山ばなし「冬アサギマダラとキジョランの巻」
桃山のイモ山ばなし「スイカズラとなぞのイモムシ」

 

Scroll To Top