(機関誌ミドリ138号2025)
令和6年度事業報告
1985年から運動を開始して40年目を迎え、かながわのナショナル・トラスト運動や県土緑化運動を一層推進するため、5つの事業を柱に様々な課題に取り組みました。
1.普及啓発事業
主な取り組み
かながわのナショナル・トラスト運動への参加促進を図り、 普及啓発や会員募集に取り組みました。
イベントでの普及啓発活動
小網代の森開園10周年記念シンポジウムを行うほか、京急百貨店や藤沢市長久保公園等でのパネル出展、自然観察会など各種イベントを開催しました。

小網代の森開園10周年記念講演の様子
かながわ緑の大使の活動
若い世代がトラスト活動に取り組み情報発信する事業として、中高生2人が活躍しました。

かながわ緑の大使がGREEN×EXPO2027応援団に任命されました
WEBサイトの充実
令和7年2月1日(土)に開催した小網代の森開園10周年記念講演やシンポジウムの様子を動画で公開しました。

シンポジウム
その他の取組
機関誌ミドリの発行、会員募集のPR、小網代インフォメーションスペースの出展、緑化協力金制度を運営しました。

小網代インフォメーションスペースでイベント開催
2.地域緑化活動事業
主な取り組み
県内各地域の特色を生かした緑化やみどりの魅力を創出するため、活動団体への助成や研修会を行いました。
みどりの実践団体の育成
地域のみどりや身近な自然を守るために活動しているみどりの実践団体に、地域緑化活動助成金交付などの支援とともに、「地域社会の力を活かした生物多様性の保全とSNS活用」の講演と若手参加が増加傾向の実践団体より工夫した活動等の発表による研修会を開催しました。また、地域のみどりに興味がある方々にも参加を呼びかけるなど、実践団体登録促進に努めました。
地域のみどり保全活動を支援
かながわのみどりや森林におけるパワースポット10箇所、癒やしスポット26箇所をホームページで紹介し、癒やしスポットの中から自然観察会を行うなど、各地域で守られているみどりの魅力や大切さについて周知に努めました。
3.緑地保全事業
かながわのナショナル・トラスト運動は英国で発展した運動をモデルとして、県が設置する基金と当財団が運動体となり都市近郊で開発されやすい緑地を守り育てる運動です。基金による買い入れや寄贈は神奈川県が行い、土地所有者との保存契約による保全は財団が担う、県と財団が両輪の役割を果たす神奈川方式ともいえるナショナル・トラスト運動です。
遺贈寄附による東高根森林公園への植樹
東高根森林公園に深い思い入れを持った故人の方から令和3年に、司法書士を通じて当財団へ遺贈による多額のご寄附がありました。 故人の遺言公正証書において、東高根森林公園のシラカシ林の育成と保全を願い同公園への植樹の希望があり、令和7年2月26日にシラカシ、ハクモクレン、モクレン、コブシの植樹を行いました。
故人の希望により県立公園への植樹を行うにあたり、神奈川県及び同公園の指定管理者である株式会社石勝エクステリアさんの協力のもと実施することが出来ましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。 また、当財団としては故人の思いを受け止め、引地理事長が植樹を行うという初の試みが実現できたことを大変うれしく思います。 このような活動が多くの県民の心を動かし、神奈川県、市民、財団が連携して行う、「かながわのナショナル・トラスト運動」が広まり次の世代により多くのみどりを残していけることを願っています。
植樹場所/ 県立東高根森林公園(神奈川県川崎市宮前区神木本町2-10-1)。
遺贈による寄附について
遺贈を受けた新たな公益事業を行っております。 遺言の財産受取人として、当財団をご指定いただけます。
相続税の非課税/相続された方が相続財産を、相続税の申告期限(亡くなられてから10ヶ月)までに当財団へ寄附された場合、その寄附額の相続税が非課税となります。
寄附の事例
| ご意図 | 「県内の緑化活動に役立てて欲しい (緑の募金事業への指定寄附)」 |
| 使途 | 森林や緑地の維持管理における竹林整備のため竹粉砕機を導入し、貸出事業を行っています。竹を割ってそのまま数ミリ程度に粉砕でき、マルチ材や堆肥などに活用できます。 |
寄附の事例
| ご意図 | 「トラスト緑地の保全のために (緑地保全事業への指定寄附)」 |
| 使途 | 小網代の森等の自然再生活動や環境学習などに活用しています。 |
保存契約緑地等の維持管理
5緑地の保存契約を継続し、葛葉及び久田緑地の草刈やナラ枯れの被害木の伐採等の適正な管理に努めました。また、ナラ枯れによる樹木を木質資源11㎥として活用しました。(返礼品付寄附件数9件)

混交林
トラスト緑地の保全支援
自主的に保全活動にあたる小網代の森、久田、桜ヶ丘、葛葉緑地の4団体に対して、トラスト緑地保全支援事業として会費や寄附を財源に活動費を助成しました。
その他の取組
小網代の森保全利活用対策協議会の開催や蟹田沢の保全を行いました。
4.県民参加の森林づくり事業
主な取り組み
森林の公益的機能や水源林の大切さを伝えるため、森林づくり ボランティア活動や森林インストラクターの養成などを行いました。
ボランティア活動の推進
森林ボランティア活動を企画運営するほか、学校や企業団体への森林体験活動の指導者派遣や用具の貸し出し、各地域で活躍する団体の活動発表会を行いました。

10月12日(日)枝打作業
森林インストラクター活動
森林ボランティア活動の指導者の役割を担う神奈川県森林インストラクターの養成及びブラッシュアップ研修を行いました。

ブラッシュアップ研修(間伐)
その他の取り組み
森林づくり普及啓発、成長の森の造成、街頭キャンペーン活動及び、水源林のつどいなどを開催しました。
5.緑の募金事業
主な取り組み
緑の羽根で知られる森林整備や緑化の推進のための募金活動です。
地域緑化の推進
学校緑化の支援や地域住民が自主的に行う植樹活動への助成、丹沢大山地域の保全支援等を行いました。
緑の少年団の活動支援
森林での体験学習活動等を行う「緑の少年団」の育成強化と活動支援を実施しました。

緑の少年団交流集会(ライトトラップ)
その他の取り組み
緑化運動・育樹運動コンクールの開催、竹林整備等支援、(公社)国土緑化推進機構等との協力事業等を行いました。

コンクール表彰式
令和6年度(令和6年4月1日〜令和7年3月31日)(公財)かながわトラストみどり財団決算報告

令和6年度(令和6年4月1日〜令和7年3月31日()公財)かながわトラストみどり財団決算報告