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横須賀 猿島で自然観察会

20 横須賀

「横須賀 猿島で自然観察会」の詳細

日時2022年12月17日(土)
9:00~13:30
場所

集 合 京急線横須賀中央駅東口改札前 9:00

行 程 横須賀中央駅→三笠公園→三笠桟橋~(船)~猿島→猿島桟橋(一旦解散)~(船)~三笠桟橋→横須賀中央駅

※気象等により、船が欠航になった場合、行き先を横須賀市自然・人文博物館に変更します。

自然観察会

※当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策により、急な中止・行程変更がありますことをご承知おきください。

▼集 合京急線横須賀中央駅東口改札前 9:00
▼解 散横須賀中央駅13:30
▼行 程横須賀中央駅→三笠公園→三笠桟橋~(船)~猿島→猿島桟橋(一旦解散)~(船)~三笠桟橋→横須賀中央駅
▼講 師横須賀市自然・人文博物館 学芸員 山本薫氏
▼定 員20人(抽選)
▼参加費(予定)会員 無料
一般2,000円
学生1,000円
※別途乗船・入園料必要
※現地までの交通費及び行程途中の船舶(バス代)は各自負担です。
▼雨天時原則として小雨天実施です。
当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。
財団公式ツイッター
▼持ち物等歩きやすい靴、帽子、水筒、筆記用具、雨具
▼申込方法【申込受付】受付終了
①参加希望日と行事名
②代表者氏名・住所・電話番号
③会員の方は会員番号
④メール申し込みのかたはメールアドレス
⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号
①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォーム にてお申し込みください。
〒220-0073
横浜市西区岡野2-12-20
(公財)かながわトラストみどり財団
みどり企画課
※FAX:045-412-2300
※メール:midori@ktm.or.jp
▼問合せ先(公財)かながわトラストみどり財団
※電話:045-412-2525
▼概 要東京湾唯一の無人島猿島を訪ね、貴重な歴史遺産や自然植生を観察します。
※気象等により、船が欠航になった場合、行き先を横須賀市自然・人文博物館に変更します。集合場所・時間は同じです。

「自然観察会 横須賀 猿島で自然観察会」活動報告書

大人気!横須賀 猿島で自然観察会

 多くの方を魅了する「猿島」。昨年度は3月の開催(昨年の活動報告はコチラ)で、今回は12月。参加者から「『12月の猿島は凄く寒いよ』と脅されて、随分着込んできました。」とのことでしたが、この日は午後から雨が降る予報が出ており、12月にしては、温かさを感じました。また、どんよりとした曇り空に、船から見た猿島は映画で見た「アルカトラズ島」を感じさせ、背後の軍艦三笠も相まって「これはいつ来ても、どんな天気でも見応えがある。」と猿島人気に納得。山本先生も「猿島は四季折々の植物を観察することができ、いつでも楽しめます。」と仰っていました。

ちなみに「猿島」の命名由来は遭難した日蓮上人の前に一匹の白猿が現れ、「ここを去り、陸(鎌倉)を目指せ」と導いたからとか。サルがいるから猿島、ではないそうです。

猿島の植生を充分に堪能した一日

 今回の観察会を振り返ると、本当に植物が大好きな方の集まりでした。まず、講師の山本先生はシダ植物の研究者。元研究員の中山さんは猿島に生えている植物の名前が全部言えるというスーパーレディ。強力な講師陣の他、参加者には、かながわ森林インストラクターも数名参加されており、時折名前の分からない植物に思案する参加者に植物名を教えてくださいました。この場を借りてお礼申し上げます。

参加者は初対面の人ばかりだったと思いますが、行く先々の植物に関心を持ち、珍しい植物を見つけると、「ここに○○がありますよ!」、「えっ!?初めて見ました。嬉しい」等の会話があちらこちらから聞こえてきました。応募者が多く、参加人数を増やしたことは、当初予定していた許容を超えており、どうなることかと心配しましたが、島内の細い道を歩く時は、先生が説明した内容を次の人にリレー報告する等、植物好きの方が集まるとこんなに楽しいひと時が過ごせるのか!と心配は杞憂で終わりました。

中でもキジョラン(キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)キジョラン属:鬼女蘭)の種子を見つけたときは、一同、大盛り上がり。

丸い穴のあいたキジョランの葉を見つけた先生が、「この穴はアサギマダラの幼虫が空けた穴です。アサギマダラは毒を持つ蝶として有名ですが、じつはこのキジョランにもアルカロイド系の毒があり、幼虫が葉を丸くかじると白い乳液状の物質が出ます。その液に触るとかぶれることもあるので、注意してください。」と説明した後、参加者が「あそこにあるのはキジョランの種子では?」と頭上を指さした後、運よく風が吹き、飛び立つ種子を見ることができました。また、「これはキジョランの種子ではないですよね。」とテイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属)の種子を持って来られた方に周囲は「おおっ!」と歓声を上げ、二つの種子を夢中で観察している私たちを道行く観光客が「何事?」という表情で過ぎ去って行かれましたが、みんなで植物観察を堪能し、また訪れたいと思った猿島でした。

今回猿島で見られた植物の一部は次のとおり。イソギク、アマモ、ツワブキ、ガクアジサイ、アシタバ、ツルナ、ヤナギイチゴ、キケマン、ホラシノブ、ホウライシダ、ウチワゴケ、マメヅタ、アスカイノデ、オニヤブソテツ、コモチシダ、フウトウカズラ等。

また、今回見ることはできませんでしたが、サカキカズラは神奈川県内では猿島でしか確認できていない神奈川県レッドリスト絶滅危惧IA種指定とのこと。猿島で発見された植物ワダン(キク科)や猿島の「角なしサザエ」のお話し等も伺いました。

<横須賀といえば、海軍カレー!横須賀中央駅東口改札横にはスカレ―がお出迎え>

<講師の山本先生と元研究員の中山さん>

<乗船後、振り返ると軍艦三笠の全形が!>

<目指すは猿島!>

<ウミウもお出迎え>

<フランス積みのトンネル(外)>

<種子を飛ばそうとしているキジョラン>

<みなさん、本当に植物が大好き。>

<落下したキジョランの種子>

<また来る日まで。さようなら猿島!>

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