Skip to content
HOME > イベント > 茅ヶ崎里山公園から小出川のヒガンバナを楽しむ

茅ヶ崎里山公園から小出川のヒガンバナを楽しむ

0922ヒガンバナ

「茅ヶ崎里山公園から小出川のヒガンバナを楽しむ」の詳細

日時2022年09月22日(木)
09:00~12:30
場所

集 合 湘南台駅西口交番前 9:00

行 程 湘南台駅西口交番前~バス~芹沢入口→茅ヶ崎里山公園→小出川→慶應大学~バス~湘南台駅

自然観察会

※当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策により、急な中止・行程変更がありますことをご承知おきください。

▼集 合湘南台駅西口交番前 9:00
▼解 散湘南台駅 12:30
▼行 程湘南台駅西口交番前9:00~バス~芹沢入口→茅ヶ崎里山公園→小出川→慶應大学~バス~湘南台駅
▼講 師江の島・藤沢ガイドクラブ
▼定 員20人(抽選)
▼参加費会員 無料
一般2,000円
学生1,000円
※現地までの交通費は各自負担です。
▼雨天時原則として小雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。
財団公式ツイッター
▼持ち物等歩きやすい靴、帽子、水筒、筆記用具、雨具
▼申込方法【申込受付】7月1日~7月31日
①参加希望日と行事名
②代表者氏名・住所・電話番号
③会員の方は会員番号
④メール申し込みのかたはメールアドレス
⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号
①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。
〒220-0073
横浜市西区岡野2-12-20
(公財)かながわトラストみどり財団
みどり企画課
※FAX:045-412-2300
※メール:midori@ktm.or.jp
▼問合せ先(公財)かながわトラストみどり財団
※電話:045-412-2525
▼概 要県立茅ヶ崎里山公園を歩き、里山の風景を楽しみながらヒガンバナで有名な小出川に向かいます。

「自然観察会 茅ヶ崎里山公園から小出川のヒガンバナを楽しむ」活動報告書

連日の雨が心配でしたが、晴れた朝を迎えることができました。
茅ヶ崎里山公園がある藤沢市北西部から茅ヶ崎市北部は「九十九谷戸(くじゅうくやと)」と呼ばれる「谷戸(丘陵地が浸食されてできた谷間)」が多い地形。近年ではこの「谷戸」の自然が無くなりつつあるそうです。
南北に1.2㎞、東西に0.7kmに広がるこちらの公園では、市民ボランティアや公園管理者の手により昔ながらの里山や谷戸の風景が保全されているとのこと。参加者は小グループに分かれ、ガイド引率のもと、目的地へと向かいます。
今回は里山公園内の一寸峠(ひとあしとうげ)から谷の家(やとのいえ)、芹沢の池をまわり、腰掛神社、里の家で休憩を取った後、小出川のヒガンバナを見に行きます。
茅ケ崎市内に一箇所だけ「峠」の名がつく場所が、こちらの公園にある「一寸峠(ひとあしとうげ)」。傍らに庚申塔が祀られ、かつて「浜降祭(はまおりさい)」(※約40基の神輿が一斉に西浜海岸へ集まるお祭り)から芹沢に戻ってきた神輿が渡御(とぎょ)する際に通った道。渡御とは、天皇陛下や神輿が出かけていくことをいうそうです。
「谷戸の家」は古民家で使われた柱や梁が再利用され、かまどや囲炉裏もあります。「炭焼窯」もあり、ノスタルジックな風景は、こちらが里山であることを彷彿させます。
「腰掛神社」は芹沢村の鎮守。かつて日本武尊が東征の途中、腰掛て休んだと伝えられる自然石(腰掛石)が鎮座しています。神社の樹叢(じゅそう)は市指定の天然記念物とのこと。ケヤキやイチョウのご神木を拝見しました。
お目当ての小出川のヒガンバナですが、小出川は全長12.7㎞の一級河川。高座丘陵から小出川に流れる小川は北向きに流れるので、地元では「逆川(さかさがわ)」と呼ばれるそうです。ヒガンバナは藤沢市遠藤から茅ヶ崎市芹沢、寒川町大蔵までの約3㎞に渡り群生しているとか。4つの彼岸花の会が「小出川彼岸花団体協議会」を編成、この風景を大切に守ってくれています。
お蔭さまで、赤々と咲いたヒガンバナの群生を見ることができました。ヒガンバナは球根で増えます。球根には有毒成分(リコリン)を含んでおり、水田の畔などに植えられるのは野ネズミなどの被害を防ぐためです。土葬が主流だったお墓の周りにヒガンバナが植えられたのも同じ理由によるもの。お店ではお墓や彼岸のイメージを嫌ってか、「ヒガンバナ」とは呼ばず、「リコリス」と呼ぶそうです。別名、「葉見ず花見ず」。ヒガンバナの花が枯れると、葉が地表に出て、葉が枯れると花が咲き始めるという植物です。ヒガンバナは球根だけではなく、花や茎にも毒があるのでご注意ください。
まだまだ歴史や自然、地層について様々な事を教えていただき、心配していた天候も帰りのバスまで雨にみまわれることなく、参加者大満足の中、観察会を終了しました。
最後になりますが、今回講師を務めてくださった江の島・藤沢ガイドクラブさんから、降り続いた雨による畦道のぬかるみを心配し、急遽ガイドを増やしてくださる等、安全面にご配慮いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。

<江の島・藤沢ガイドクラブのみなさん。博識揃いで、植物、昆虫、地層、歴史等、解説に飽きることがありません。>

<5つの班に分かれて説明が始まります。>

<茅ヶ崎里山公園「芹沢の池」>

<「谷の村」には手作り案山子が沢山!>

<日本武尊が訪れた腰掛神社>

<小出川に沿って咲くヒガンバナ>

 

<約3km続くヒガンバナの群生>

<シロヒガンバナはショウキズイセンとヒガンバナの交雑。ヒガンバナとは別種。>

Scroll To Top