＜活動報告＞2021年11月20日（土）植栽作業 【県民参加の森林づくり】

８時２０分から４０分にかけて小田原駅西口をマイクロバス５台で出発。

快晴に恵まれるものの、車窓から見る紅葉した樹木の葉が次第に減っていき、紅葉はピークを過ぎてしまって残念と思いました。

しかし、紅葉シーズンの渋滞の影響もなく、箱根町浄水センター駐車場に到着し、金時山をはじめとする外輪山の眺めを見た時には今日参加できた皆さんは本当にラッキーだと思い、後続のバスが到着するまでの時間を使って、周辺の山々やこれから歩く道すがら目にできる野鳥や植物の説明も楽しくさせていただきました。

箱根町浄水センターから植栽場所までの行程はよく整備された遊歩道を３０分かけて歩きました。

約１００名の参加者の皆さんはしっかりと歩いていただきましたが、途中から姿を現わす大涌谷などの火山らしいようすを堪能いただけたか少し気がかりです。

植栽場所は、箱根町が町有林のスギ・ヒノキを間伐し木材として利用するため搬出した後、今回のために地拵えしていただいた森林で、大きなスギやヒノキの樹下にヒメシャラ、イロハモミジ、ヤマザクラ、ヤマボウシなどの苗木７００本を５班に分かれて植栽しました。

４，５班の方は、下から１０分程度登った標高の高い場所で、急な斜面を縦横に動きながら１本１本丁寧に唐ぐわを使い植えていただきました。また一番下の１班皆さんには最後にあまった苗木を、すすんで標高の高い上の班まで運んでいただきました。予定した苗木をすべて植えきることができ、ありがとうございました。

昼食後は来た道を戻りましたが、やや下りのせいか、はたまた植樹をやりきったせいか皆さんの足取りが軽くなったように感じました。

ふたたび送迎用バスに乗って、箱根高原ホテルに向かい、同ホテルのご厚意による入浴で皆さん汗を流していただきました。大人数なので、２班に分けて入浴し、緑の募金活動にも協力いただき、帰路につきました。

帰りは渋滞の影響もあり予定時刻を過ぎて小田原駅に到着しました。お疲れ様でした。
植栽地では、このあと箱根町が鹿による食害防止措置を講じることとなっています。２日後に恵みの雨も降りました。植栽木の成長が楽しみです。箱根探勝路沿いにありますので、後年見に来ていただけるといいなと思いました。

よく晴れた中でのｵﾘｴﾝﾃｰｼｮﾝ。箱根町観光課から歓迎のあいさつをいただく。背景には静岡県境の丸山が望める

ストレッチを十分に

活動地まで３０分の道のりへ

早川沿いを歩くことも

活動地に到着。班ごとに打合せ

スギ・ヒノキの下に植栽します

竹支柱は下刈りの際に誤って刈ることを防ぐ目印になります

丁寧に踏み固めます

だいぶ植えました

植栽作業終了。陽だまりでランチタイム

早川沿いではモミジの紅葉を楽しめました

日の当たる道沿いでリンドウが咲いていました