「相模川で野鳥の観察会」の詳細
日時 | 2021年1月16日(土) 10:00~12:00 |
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場所 | 集 合 JR社家駅改札前 10:00 行 程 JR社家駅改札前→相模大堰→海老名運動公園→社家駅 |
野鳥観察会
※時間・行程及び定員数に変更があります。当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大により、急な中止・行程変更がありますことをご承知おきください。
▼集 合 | JR社家駅改札前 10:00 |
▼解 散 | 12:00 JR相模線社家駅 |
▼行 程 | JR社家駅改札前→相模大堰→海老名運動公園→社家駅 |
▼講 師 | (公財)日本鳥類保護連盟専門委員 坂本 堅五 氏 |
▼定 員 | 15人(抽選) |
▼参加費 | 会員 無料 一般 2,000円 学生 1,000円 ※現地までの交通費は各自負担です。 |
▼雨天時 | 原則として小雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。 当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。 財団公式ツイッター |
▼持ち物等 | 長袖、長ズボン、歩きやすい靴、帽子、筆記用具、雨具、水筒 |
▼申込方法 | 【申込受付】11月1日(日)~11月30日(月) ①参加希望日と行事名 ②代表者氏名・住所・電話番号 ③会員の方は会員番号 ④メール申し込みのかたはメールアドレス ⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号 ①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 ※FAX:045-412-2300 ※メール:midori@ktm.or.jp 問合せ先 (公財)かながわトラストみどり財団 ※電話:045-412-2525 |
▼概 要 | 相模川左岸の中流域(海老名市)で冬の水辺の野鳥観察を行います。 |
「相模川で野鳥の観察会」活動報告
晴天の中、公益財団法人日本鳥類保護連盟専門委員である坂本堅五先生と一緒に相模川の野鳥観察へ向かいました。
坂本先生は無類の野鳥好き。時間さえあれば、空を見上げて、「ハイタカがいますよ!」「今、ヒヨドリが止まっています。」と教えてくれました。
河川敷から相模大堰管理橋を渡り、向こう岸で休憩し、戻ってくる間、アオサギ、オオバン、オカヨシガモ、カイツブリ、カワアイサ、カワウ、カワラヒワ、カンムリカイツブリ、キジバト、キセキレイ、キンクロハジロ、コガモ、コサギ、スズメ、ダイサギ、チュウサギ、ツグミ、ドバト、トビ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ヒドリガモ、ヒヨドリ、ホシハジロ、マガモ、モズ、ヨシガモ等30種程の野鳥を観察できました。社家駅近くで、ハイタカ、ヒヨドリ、チョウゲンボウを見ました。
なかでも額とクチバシの白いオオバンは、最近数が増えた野鳥です。魚も水草もなんでも食べるのとのことでしたので、生息数も増えたのではないでしょうか。オオバンもカワウも潜るのが得意で、尻尾の形が潜水向きだそうです。
カワウは羽のつき方に特徴があり、胴体の後ろに羽がついているのが、見分け方の一つになっています。
ヒドリガモの名称由来は赤褐色した顔から緋色のカモ、ヒドリガモになったそうです。
オカヨシガモとヨシガモについて。陸(おか)でいるからオカヨシガモ、ヨシ(葦)の生えているところでいるからヨシガモという名称、というのが通説です。
ヨシガモのオスは「ナポレオンハット」と呼ばれる緑色に輝く帽子模様の頭をしているのに比べ、メスは地味。メスの見分け方はクチバシが黒いこと。
カモは一般的に求愛行動のために派手な姿はオスが多く、メスは地味だとか。前述のヒドリガモも顔が赤褐色はオスで、メスは赤くありません。ヒドリガモのメスのクチバシは青灰色です。
オカヨシガモはオスも地味なら、メスも地味と一般的に言われていますが、とても洗練されている姿。オカヨシガモのメスはマガモと違い、翼鏡(カモの風切羽)の白色が見分けるポイント。なかなか翼鏡を見分けることができないそうですが、そこに野鳥観察の魅力があり、見つけた時の喜びもひとしおとか。
カモは越冬のため、混群で日本に来ます。冬は何種類ものカモが観察できる絶好の機会です。
先生にオオバン以外に増えたと思われる野鳥について伺うと、大型ならカワウ、ダイサギ、アオサギ、小型ならヒヨドリ、ムクドリ、都会ではハクセキレイやイソヒヨドリを挙げられました。ハクセキレイはコンクリートの上が大好きになったことと、餌の選り好みをしなくなったことが増える要因ではないか、とのこと。逆にセグロセキレイはコンクリートでの生活は不向きで、街中で増えることはないようです、とおっしゃっていました。
減少している野鳥については、ヤマセミやコアジサシを挙げられていました。
先生と歩き、沢山の野鳥の名前を覚えると、空に飛んでいる鳥を「あれはなんという鳥かな?」という興味が沸いてきます。また、野鳥の増減にも関心を持とう、と思えた観察会でした。
<坂本堅五先生。>
<マンションの上にチョウゲンボウの姿。>
<アユの遡上調査も行われた相模大堰。>
<魚道の外側は流れが緩やかで小さな魚向きに、内側は流れが急な大きい魚向きに造られている。>
<天気も良く、多くの野鳥がいました。>
<相模川ではオオバンの生息が増えています。>
<ダイサギ。>
<マガモのオス(左)・メス(右)。>