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【報告】新たなトラスト緑地 大和市深見歴史の森

森イメージ

(機関誌ミドリ138号2025)

新たなトラスト緑地 大和市深見歴史の森

かながわトラストみどり基金による買入れ

県内に残る自然環境について、街中の都市公園のほか、法律に基づき自然公園や歴史的風土保存区域のように土地利用を規制するなど緑地を保全するものがあります。

しかし、田畑と森が一体になった谷戸や近所の小さな裏山など、各種法令でも保全されず、都市化の進展に伴う開発により失われてしまうものもあります。

そのような貴重なみどりを次の世代に残していくために、神奈川県が1986年に「かながわトラストみどり基金」を設置し、買入れや維持管理など緑地の保全活動に取り組んでいます。  特に売却・開発の恐れが高く、緊急に買入れをしなければ保全が図られない緑地は、保全緑地等選定委員会で審議し、基金を活用して買入れを行っています。

トラスト運動のしくみ

トラスト運動のしくみ

新たな緑地 深見歴史の森

所在地大和市深見76
全体面積12.2ヘクタール

令和6年度神奈川県と大和市が共同で深見歴史の森の一部を買入れました。

深見歴史の森は、大和市の東部、国道246号線南の境川流域に位置しており、市街地に近く、周辺に工場などが立地しています。緑地の周辺では資材置き場や駐車場等が多く、開発圧が高まっており、自然豊かな森を保全するために当該地を買入れ、公有地化しました。

一部にクヌギ、コナラ等の落葉樹林や、サワラを中心とした針葉樹林があり、シラカシ、シロダモ、ヒサカキ等の常緑樹が混生している緑地です。

この地区は、戦国時代の古い城跡が遺構として残り、深見城址と呼ばれています。5次に渡る発掘調査の結果、この城址の主郭は土塁に囲まれ、さらに内堀と外堀によって二重に守られていることが分かりました。さらに主郭への出入口にあたる虎口(こぐち)の両側には、横矢と呼ばれる敵の側面に矢を射かけるための構造を設けるなど、攻め手が一気に侵入しないように造られていることが判明しました。こうしたことから、この城は戦の際の陣城であったものと推定されます。現在は木々に覆われ、土塁や堀の跡だけが昔の面影を今に伝えています。

今回、買入れた箇所は、深見歴史の森の西側に位置する、面積約1,800㎡の土地です。引き続き緑地の保全を進めていきます。 

©Google 2025/11/10

©Google 2025/11/10

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