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2023かながわ緑の大使 活動報告

2023大使

大使として初めての活動!「みどりの日」に財団リーフレット配布!

「2023 かながわ緑の大使」が活動を開始しました。

5月4日(木・祝)「みどりの日」。この祝日に県民の皆さまにもっと「みどり」に関心を持ってもらおう、と「ヤビツ峠」バス停と「大山ケーブル」バス停付近で財団リーフレットを配布しました。

朝早くから現地に赴いた大使たち。「受け取ってもらえなかったらどうしよう」と心配していたようですが、配り終えると「みんな関心をもって受け取ってもらえて、嬉しかった。これをきっかけに県内のみどりに関心が集まってくれたら!」、「こんなに新緑がきれいな風景を沢山残したい!」と、これからの活動への意欲があふれていました。

 

大山ケーブルバス停では吉村大使(左)と野元大使(右)
大山ケーブルバス停では吉村大使(左)と野元大使(右)
「緊張する」と言っていましたが、丁寧に挨拶や声掛けを行っていました。
「緊張する」と言っていましたが、丁寧に挨拶や声掛けを行っていました。
ヤビツ峠では与那嶺大使が奮闘!朝早くからリーフレットを配布しました!
ヤビツ峠では与那嶺大使が奮闘!朝早くからリーフレットを配布しました!

今年度の大使研修会は泉の森「しらかしのいえ」で!

今年度のかながわ緑の大使研修会はトラスト緑地がある泉の森「しらかしのいえ」で行いました。講師はしらかしのいえボランティアガイドの末原興一さん。末原さんは財団のサポーターでもあり、神奈川県森林インストラクターとして県民参加の森林づくり活動のご経験もある方です。

とても濃い内容でしたが、わかりやすく解説していただき、時折出される「神奈川県クイズ」を大いに楽しんだ後、泉の森で自然観察会を行いました。

さて、神奈川県の面積は都道府県第43位ですが、神奈川県の森林面積は全国何位でしょうか?

野元 志唯(のもと しい)さん  (洗足学園中学校3年生)

令和5年5月21日、「泉の森」にて行われた研修会に参加させて頂きました。神奈川の緑について知らないことが沢山あり、とても勉強になりました。

特に私が印象に残ったことは、ナラ枯れについてです。

ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという小さな昆虫が主にブナ科の木に入り、ナラ菌を持ち込むことで、そのナラ菌を持ち込まれた木々は枯れてしまうという問題です。現在予防や駆除が行われているものの、被害エリアは拡大しており、終息に見当がつかないそうです。

私は緑の大使になるまで、そのような問題を全く知らなかったので、とても勉強になりました。同時に、同世代の仲間たちも、このような問題について詳しく知っている人は少ないと思ったので、神奈川の緑に関する問題を、もっと広めていきたいと強く感じました。

また、ナラ枯れについてのお話を聞いたあと、自然観察会にて実際にナラ枯れの被害にあっている木を見ることで、本当に身近にある大変な問題なんだと分かりました。

自然観察会では、実際に触ったり匂いを嗅いだりして、身をもって植物について学ぶことができ、とても有意義なものとなりました。

今回の研修会で、緑の知識を深められ、緑の良さも再確認出来た気がしました。これからも、今回学んだことを忘れず、様々な活動を通して、もっと緑に関する知識を深め、それをより多くの方々に広めていきたいと感じました。

残念ながら運動会の順延にて、与那嶺 葵(よなみね あおい)大使は今回、欠席となりました。
講師の末原さんと大使たち
講師の末原さんと大使たち
今までは通り過ぎるだけの草むらの説明を受けると、一つ一つの植物に関心が沸きます。
今までは通り過ぎるだけの草むらの説明を受けると、一つ一つの植物に関心が沸きます。
ナラ枯れの被害木を見ながら、説明を受けます。
ナラ枯れの被害木を見ながら、説明を受けます。

自然観察会に参加しました!

5月26日(金)に行われた「小網代の森ホタルの夕べ2023」では、吉村司大使が参加者に募金等の呼びかけを行いました。

吉村 司(よしむら つかさ)さん (横浜市立上の宮中学校2年生)

みなさん、こんにちは!大使の吉村です!みなさんは「小網代(こあじろ)の森」はご存知ですか?行ったことはありますか?恥ずかしながら私は、この森の読み方も分かりませんでした。大使としてこの度、初めて小網代の森に行かせていただき、ホタルの夕べ2023に参加して感じたことを書きます。

森に入ってみて、まず感じたことは、とても涼しく、整備された道があるので歩きやすくて気持ちがよかったことです。そして、明るくてきれいな森だなと感じました。募金で集められたお金がこういうところに使われているんだ!と、肌で感じました。また、海岸では小さなカニのダンスを観ることもできました。

ホタルの観察会の前に、岸先生から、小網代の森がどのように誕生し、守られているかについて、話を聞きました。小網代の森は、先生方やトラスト財団の方々、そしてトラスト会員の方々のサポートがあって、きれいで自然豊かな、元気な森となっているのです。

ホタルが毎年この森で飛び交うのも、管理されている森だからこそなのです。

大使として皆さんの前で挨拶をさせていただき、少し緊張してしまいましたが、温かく迎えてもらい、嬉しかったです。

私は小学生の時に一度ホタルを観にいったことがありますが、小網代の森のホタルは想像を超えていて、ホタルの光りながら舞う姿が、とても幻想的で美しかったです。ホタルの光りは、優しくて癒される明かりでした。150~300匹のホタルを観ることができました。

神奈川県でもこんな体験が出来るんだと、驚きました。

岸先生が、「今の時期は、ゲンジボタルが飛んでいて、6月の中旬にはゲンジボタルよりも少し小さいヘイケボタルが飛び始めます。そして、8月にはクロマドボタルが飛び始めます。」  とおっしゃっていました。他にも先生方から様々なホタルのことについて教えていただき、さらにホタルに詳しくなれたなと思いました。

小中学生の皆さんにも、図鑑やテレビではなく、本物のホタルの世界を感じて欲しいと思いました!

小網代の森は、特別保護地区です。貴重な生き物の住み処で、自然のあるべき姿がこの森に詰まっています。

私は小網代の森が大好きになりました。同時に、この森を守っていくために、中学生の私に何が出来るかな?と考えました。

まずは、管理をしてくれている財団への募金です。そして、「発信」です。

へぇー!そうなんだ!と、同世代のみんなにもたくさん知ってほしいです。その為に大使として、考えて、アイディアを出しながら活動していきたいです。

小網代の森で参加者に挨拶を行う吉村大使
小網代の森で参加者に挨拶を行う吉村大使

今年度もファンレターと白手袋をお送りくださり、ありがとうございます。

匿名で毎年、大使たちに応援ファンレターが届いています。

※お手紙の内容は次のとおり

かながわ緑の大使のお三方へ

今年は中学3人と、非常にフレッシュな顔ぶれとなりましたね。

公的な団体の「〇〇大使」という中で、中学生が就任することなんて非常に珍しいです。

(最近はティーンエイジャーを対象としたミスコンがありますが)

しかも高校入試を控えている中での「緑の大使」の活動。大変だなぁ、思いますが、自ら覚悟を決めて選んだことです。立派にやり遂げて、どちらも成功することを願っています。

制服姿で活動するときに使う白い手袋をお三方に贈ります。

全国に存在する「観光大使」の皆さんは制服での活動時には手袋を着用しています。

お三方もそれに倣って使って下さい。

手の甲に三本線が入っているのが男物です。

それでは立派に任期を満了できるよう頑張ってください。

≪毎年、無記名でお手紙と白手袋を送ってくださる方がいらっしゃいます。今年度の大使に届けたところ、大変喜んでいました。皆さまの温かい励ましが、大使たちの活動の源です。引き続き、応援いただけますよう、よろしくお願いします。

 

 

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