「キノコを学ぼう!キノコの特徴を正しく捉える方法」の詳細
日時 | 2023年9月16日(土) 09:00~12:30 |
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場所 | 集 合 相鉄線相模大塚駅改札前 9:00 行 程 相模大塚駅→泉の森→しらかしのいえ→相模大塚駅 |
自然観察会
▼集 合 | 相鉄線相模大塚駅改札前 9:00 |
▼解 散 | 相模大塚駅 12:30 |
▼行 程 | 相模大塚駅→泉の森→しらかしのいえ→相模大塚駅 |
▼講 師 | 神奈川キノコの会 会長 三村浩康氏 |
▼定 員 | 25人(抽選) |
▼参加費 | 会員 無料 一般2,000円 学生1,000円 ※現地までの交通費は各自負担です。 |
▼雨天時 | 原則として小雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。 財団公式ツイッター |
▼持ち物等 | 履き慣れた靴、帽子、ルーペ、水筒、筆記用具、雨具 |
▼申込方法 | 【申込受付】受付終了 ①参加希望日と行事名 ②代表者氏名・住所・電話番号 ③会員の方は会員番号 ④メール申し込みのかたはメールアドレス ⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号 ①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。 〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 ※FAX:045-412-2300 ※メール:midori@ktm.or.jp |
▼問合せ先 | (公財)かながわトラストみどり財団 ※電話:045-412-2525 |
▼概 要 | 泉の森を散策しながら、キノコについて学びます。 |
「自然観察会 キノコを学ぼう!キノコの特徴を正しく捉える方法」活動報告書
「あなたもキノコ界の牧野富太郎になれるかも!?」
今年の猛暑はキノコにも大きな影響を及ぼしたようで、「この時期、いつも見かけるキノコが出ていなくて、困った。」と下見に訪れた三村会長がおっしゃっていましたが、イベント前日、神奈川県全域に大雨が降った影響でしょうか、お陰で下見をした2日前よりも沢山のキノコを見つけることができました。
キノコの種類は形態から「ハラタケ類(ベニテングタケ、ヒトヨタケ等)」、「ヒダナシタケ類(ウスタケ、オオミノコフキタケ等)」、「腹菌類(ツチグリ、キヌガサタケ等)」、「キクラゲ類(アラゲキクラゲ、ツノマタタケ等)」、「子嚢菌(しのうきん)類(アミガサタケ、ノボリリュウ等)」と見分けることができます。現在名前の付いている日本のキノコは三千種、名前の付いていないキノコは何万種とあるそうです。三村会長から「圧倒的にキノコの標本が足りないんですよ。キノコは顕微鏡を使わないと正確な名前はわからないですから。」とのこと。「なんだか、NHKの連続テレビ小説みたいな話ですね。」という参加者の言葉に、「あなたもキノコ界の牧野富太郎になれるかもしれませんね」と会長。実際に会長が所属されている「神奈川キノコの会」では、新種(トゲミフチドリツエタケ)を発見された実績もあります。
「この中で食べられるキノコはありますか?」
配布された資料の説明を終え、実際にキノコを探しに行きました。泉の森では動植物の採取を禁じていますが、今回は学習目的にて、腕に腕章を付けたスタッフのみ、採取させていただきました。
代表的なキノコの一種「サルノコシカケ」は、現在「オオミノコフキタケ」と呼ばれているそうです。今回、「オオミノコフキタケ」の他、「アカキツネガサ」「キッコウアワタケ」、「ホウライタケ」、「オキナタケ」、「ニクウスバタケ(別名ウスバタケモドキ)」、「アカハテングダケ(別名タマゴテングダケモドキ)」、「マゴジャクシ」、「ナカグロヒメカラカサタケ」、「ホウロクタケ」、「ヒイロハリタケ」、「シロヒメカラカサタケ」、「ツヤウチワタケ」、「ニセショウロの仲間」、「ヒトヨタケの仲間」の他、名前のわからないキノコもありました。
質問タイムでは採取したキノコを前にして「この中で食べられるキノコはありますか?」との問いに、「オオミノコフキタケは食べてもまずいですが、このノウタケ…。」と、真っ黒になったノウタケを手にしながら、「初めての方にノウタケをこれで覚えてほしくないな。」と会長。ノウタケの写真を添付していますので、その可愛らしい姿を是非ご覧ください。
なお、会長から毎年、キノコによる中毒死が報告されているとのこと。決して、図鑑やWFBサイト等を見て食用かどうかを判断せず、熟練した人と見分け方の経験を積んでください、とのことでした。
【参考資料 農水省HP 本当に安全?STOP毒きのこ】
〈神奈川キノコの会会長三村浩康様と京子夫人(右奥)。京子夫人はキノコを発見する名人!〉
〈見つけたキノコを袋にいれます。胞子が混じらないよう、また乾燥を防ぐため、紙袋に一つずついれるそうです。〉
〈同じ種類のキノコが輪を描いて生えている状態を菌輪(きんりん)というそうです。〉
〈マゴジャクシ。マンネンタケに近縁で、日本だけで発生するそうです。学名はGanoderma neojaponicum Imazeki 〉
〈これはツヤウチワタケ。似たようなキノコにウチワタケとツヤウチワタケモドキがあるそうです。〉
〈イベント2日前に京子夫人が発見したノウタケ。イベント当日は黒く朽ちたノウタケしか見つけられず、残念でした。〉