「秦野戸川公園からの眺望を楽しみ、サツマイモを収穫する」の詳細
日時 | 2022年10月26日(水) 09:00~12:30 |
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場所 | 集 合 小田急線渋沢駅改札前 9:00 行 程 渋沢駅~バス~大倉→秦野戸川公園→パークセンター→小さな庭の見本園→風のつり橋→おおすみ山居→里山庭園→秦野いとう農園(芋掘り)~バス~秦野駅 |
自然観察会
※当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策により、急な中止・行程変更がありますことをご承知おきください。
▼集 合 | 小田急線渋沢駅改札前 9:00 |
▼解 散 | 秦野駅 12:30 |
▼行 程 | 渋沢駅~バス~大倉→秦野戸川公園→パークセンター→小さな庭の見本園→風のつり橋→おおすみ山居→里山庭園→秦野いとう農園(芋掘り)~バス~秦野駅 |
▼講 師 | NPO法人全国森林インストラクター神奈川会 |
▼定 員 | 30人(抽選) |
▼参加費 | 会員 無料 一般2,000円 学生1,000円 ※別途芋掘り料金必要(焼き芋付) ※現地までの交通費及び行程途中のバス代は各自負担です。 |
▼雨天時 | 原則として小雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。 財団公式ツイッター |
▼持ち物等 | 軍手、持帰り用ビニール袋、歩きやすい靴、帽子、水筒、筆記用具、雨具 |
▼申込方法 | 【申込受付】※受付終了 ①参加希望日と行事名 ②代表者氏名・住所・電話番号 ③会員の方は会員番号 ④メール申し込みのかたはメールアドレス ⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号 ①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。 〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 ※FAX:045-412-2300 ※メール:midori@ktm.or.jp |
▼問合せ先 | (公財)かながわトラストみどり財団 ※電話:045-412-2525 |
▼概 要 | 風の吊り橋を渡り、丹沢の眺望を楽しんだ後、サツマイモの収穫体験をしましょう。 |
「自然観察会 秦野戸川公園からの眺望を楽しみ、サツマイモを収穫する」活動報告書
快晴の中、渋沢駅からバスに揺られて終点の「大倉」まで。幼い頃の秋の遠足を思い出すような今回のコース。紅葉には少し早い秦野戸川公園を散策した後、第二東名秦野丹沢SA(サービスエリア)建設地を見ながら「秦野いとう農園」へ向かいます。
まず、オリエンテーションの後、グループに分かれて、パークセンターや小さな庭の見本園を回りました。パークセンターでは丹沢のジオラマの他、クマやキツネ、鳥類などの野生動物のはく製や昆虫の標本などもありました。小さな庭の見本園では、神奈川県で盛んに栽培されている「ざる菊」を観察。「ざる菊」を初めて見たという方も多く、インストラクターから「『ざる菊』は小田原市の鈴木三郎さんが栽培を考案し、一株で4,000もの小菊が咲くそうです。ざるを伏せたような形から『ざる菊』と命名されました。毎年、鈴木さんの庭の『ざる菊』が素晴らしいと、見物人が大勢きたため、ご自宅前のバス停名が『ざる菊園前』に変更されたそうです。」と説明を受けました。近くにはコキアも色付き、隣にはコキアで作られた箒が数本置かれていました。コキアは別名ホウキギ・ホウキグサ(箒木・箒草)。実は食用になり、秋田の「とんぶり」は実を加工したものだとか。
9月に訪れた県立七沢森林公園には「森のかけはし」という橋がありましたが、こちらの秦野戸川公園には「風の吊り橋」があります。長さ267m、高さ35mの重厚な姿の名前の由来は、丹沢から吹き降ろす風の通り道となっていることからだそうです。橋から眼下の水無川を眺めると、川遊びをするにはとても良い場所に思えました。実際、夏には多くの親子連れがこちらで川遊びを楽しんだり、バーベキューを楽しんだりするそうです。
和風庭園のおおすみ山居、戸川公園の渓谷や吊り橋の眺望が楽しめる山里庭園を巡った後、秦野丹沢スマートIC(インターチェンジ)の取り付け道路を下り、秦野いとう農園へ向かいます。
今年の4月16日に新東名高速道路、新秦野ICから伊勢原大山IC間が開通し、同時に秦野丹沢スマートIC(上下線)の供用も開始されました。インストラクターより「将来、新秦野ICと新御殿場ICがつながり、全線開通する時にSAも開業する予定だそうです。今度来るときは建物が建っているかもしれませんね。」とのことでした。
秦野いとう農園では、園主の伊藤さんとお仲間のみなさんが私たちを出迎えてくれました。伊藤さんは、かながわ農業アカデミーで農業を学び、野菜ソムリエ(ジュニアマイスター)やGAP(Good agricultural practice)指導員資格を取得された非農家出身の農家さん。直売を学びにオレゴン州のポートランドまで行かれたこともあるそうです。平成30年に個人農家で神奈川県第一号のASIA GAP認証農場を取得されたとか。
手入れされたサツマイモ畑で「紅はるか」3株分を手で掘ります。伊藤さんより「掘ったばかりのサツマイモは甘くなく、寒くない場所で熟成させると甘くなります。」とのこと。今日掘ったサツマイモはお正月のきんとんの材料にしても良い、と言われました。
また、サツマイモの蔓を切った時など、サツマイモからでる乳白液は「ヤラピン」といい、整腸効果があるものの、手や服につくとベタベタして水では落ちない、と教えていただきました。
予想以上のお芋を収穫し、帰りに伊藤さんから美味しい焼き芋をいただき、農園を後にしました。
<風の吊り橋(正面)>
<風の吊り橋(側面)>
<秦野戸川公園パークセンター内>
<ざる菊>
<コキア>
<SA建設予定地>
<今回も素晴らしい解説をしてくれた全国森林インストラクターのみなさん。>
<サツマイモの説明をしてくださる「秦野いとう農園」の園主伊藤さん。>