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鎌倉の自然と歴史を学ぶ

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「鎌倉の自然と歴史を学ぶ」の詳細

日時 2020年11月27日(金)
13:00〜16:00
場所

集 合 JR鎌倉駅東口改札前 13:00

行 程 JR鎌倉駅東口改札前→若宮大路→鶴岡八幡宮→御谷付近→鎌倉歴史文化交流館→鎌倉駅

自然観察会+歴史見学

※定員数に変更があります。当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大により、急な中止・行程変更がありますことをご承知おきください。

▼集 合 JR鎌倉駅東口改札前 13:00
▼解 散 16:00 鎌倉駅
▼行 程 JR鎌倉駅東口改札前→若宮大路→鶴岡八幡宮→御谷付近→鎌倉歴史文化交流館→鎌倉駅
▼講 師 (公財)鎌倉風致保存会/鎌倉歴史文化交流館
▼定 員 15人(抽選)
▼参加費 会員 無料
一般 2,000円
※別途入館料(300円)必要。
65歳以上の鎌倉市民の方はその旨をご連絡下さい。
※現地までの交通費は各自負担です。
▼雨天時 原則として雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。
当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。
財団公式ツイッター
▼持ち物等 長袖、長ズボン、歩きやすい靴、帽子、筆記用具、雨具、水筒
▼申込方法 【申込受付】9月1日(火)~9月30日(水)
①参加希望日と行事名
②代表者氏名・住所・電話番号
③会員の方は会員番号
④メール申し込みのかたはメールアドレス
⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号
①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。〒220-0073
横浜市西区岡野2-12-20
(公財)かながわトラストみどり財団
みどり企画課
※FAX:045-412-2300
※メール:midori@ktm.or.jp
問合せ先 (公財)かながわトラストみどり財団
※電話:045-412-2525
▼概 要 若宮大路を通り、日本のナショナル・トラスト第一号である鎌倉の御谷に向けて出発。著名な建築家、ノーマン・フォスター氏が設計に携わった鎌倉歴史文化交流館にて鎌倉の歴史を学びます。

「鎌倉の自然と歴史を学ぶ」活動報告

晴天の中、鎌倉東口より自然観察会と歴史見学会が始まりました。鎌倉は平日でも観光客が多いところです。参加者の皆さまにはコロナ感染症対策の他、スムーズな移動をお願いし、なるべく人通りの少ないところを通行させていただきました。

若宮大路は平成の大改修が終了してから、4年経過。源頼朝の妻、政子の安産を祈り造られた参道で、葛(かずら)石を積み上げて造られたことで、後に「段葛(だんかずら)」と呼ばれるようになったそうです。

側道にある三河屋本店横には蔵に続くトロッコのレールがあり、現在も使用されているとか。看板にある電話番号に老舗の風情を感じました。

さて、講師を務めて下さる(公財)鎌倉風致保存会の石山由夫常務理事から、出発前に「若宮大路入口からの鶴岡八幡宮をよく見てください」とのこと。鶴岡八幡宮入口に着くと「反対側を見てください」と言われ、八幡宮に背を向け、由比ガ浜を眺めると随分遠くに感じます。若宮大路は由比ガ浜から全長1.8km。遠近法で作られており、実際の距離よりも長く見える参道です。遠近法を取り入れた理由には、当時の軍事的な要素もあったようで、八幡宮へ近づくほど、道幅は狭くなっています。

普段は施錠されている「国指定鶴岡八幡宮境内」敷地内の「二十五坊」あるいは「御谷(おやつ)」と呼ばれているところに入らせていただき、日本初のナショナル・トラスト運動についてお話しを伺いました。

まず、歴史から。鎌倉は三方を山が囲み、一方向は海に面した自然の要塞であり、この地を開府の適地とした源頼朝が都市の骨格を築いた場所。鎌倉幕府滅亡以降、歴史の表舞台からは消えますが、明治以降に海水浴や保養のリゾート地となり、政財界の多くの人が別荘を構えました。

御谷(おやつ)の森は鶴岡八幡宮背(北側)の山と周辺の谷戸のことで、狻鋸峰(さんこほう)と呼ばれる峰などを含む鎌倉の聖地です。明治以前、鶴岡八幡宮寺だった時代、僧侶の住む僧坊があった「二十五坊」があり、「二十五坊跡」とも呼ばれました。

なお、鎌倉近辺では谷のことを「やと」、「やつ」と言います。

S30年から40年代に鎌倉市に大規模開発が行われ、この間に約500haの樹林が消滅し、宅地に変化。俗にいう「昭和の鎌倉攻め」で、急激な人口増加もおきました。人口増加に伴う宅地造成計画は、鎌倉の象徴でもある「御谷の森」にも延びてきましたが、周辺住民による反対運動に市内の著名人も次々参加。作家の大佛次郎が朝日新聞に「破壊される自然」を連載し、イギリスのナショナル・トラスト運動を紹介。一連の行動は後に「御谷騒動」と呼ばれ、日本における最初のナショナル・トラスト運動と言われます。

S39年、運動の中心として、財団法人鎌倉風致保存会が設立され、この運動が景気になり、S41年「古都保存法」が制定されました。同年、全国から集まった寄付金を元に御谷の宅地造成計画地の土地1.5haを買い取ました。

石山講師が最初におっしゃった「鶴岡八幡宮をよく見てください」と言われた鶴岡八幡宮背(北側)の自然は、「御谷騒動」がなければ、住宅地に変わっていたでしょう。頂いた資料にある想像図を見ると、美しさは皆無です。日本初のナショナル・トラスト運動をおこした在りし日の方々に感謝するばかりです。

次の鎌倉歴史文化交流館では主な見どころが3つ。一つは景観。様々な場所から素晴らしい景色が見られます。春の枝垂桜が格別だそうです。二つ目は最新のプロジェクションマッピング。鎌倉の歴史に基づいた場所を立体的に見ることができ、地理関係がよくわかります。三つ目は、膨大な出土品。3万箱も収容されているそうですが、その中には素晴らしい白磁や青磁の品があり、時の権力者に献上された品が今もどこかに埋もれているとか。発掘調査には「緊急調査」、「学術調査」があり、開発の途中で埋蔵文化財が見つかった場合、調査し、また埋めてしまうことを緊急調査と言うそうです。鎌倉では今も埋もれている文化財が多いそうです。

残念ながら現在は機材トラブルで中止になっていますが、幻の大寺院と呼ばれた永福(ようふく)寺をVR体験できるのも歴史文化交流館の魅力の一つ。永福寺は源頼朝が奥州征伐で亡くなった弟義経や藤原泰衡を弔うために建設された寺院。応永の火事で焼失された大寺院の跡地は復元され、整備がされたところから公開されています。

さて、丁寧でわかりやすい解説をしてくださる学芸員さんより、再来年(令和4年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿と13人」の主人公、北条義時がについてお話しいただきました。「まさか、義時がクローズアップされるとは」と、とても喜ばれていました。非常に人間味あふれる人物だそうです。歴史文化交流館では大河ドラマに取り上げられる時代のコーナーもありました。

参加者からは、「時間が足りない」とのお声を頂戴し、申し訳なく思いましたが、コロナ感染症対策のための時間短縮についてご理解いただき、一同、鎌倉駅西口にて解散しました。

<平成の大改修(H28年)を終えた若宮大路から出発します。>

<鶴岡八幡宮の後ろに住宅街が見える風景など、想像できません。>

<今回は特別に指定管理地へ入らせて頂き、観察会を行いました。>

<川喜田映画記念館遊歩道より見える哲学者、旧和辻哲郎宅(旧川喜田別邸)>

<学芸員さんによる説明。鎌倉の歴史が流れるように入ってきます。>

<大河ドラマコーナー。脚本家の三谷幸喜氏も来訪されたとか。再来年が楽しみです。>

<鎌倉歴史文化交流館の景色も見どころの一つ。>

<鎌倉の歴史をプロジェクションマッピングで見られます。とても画期的です。>

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