講演会(先着70名) 参加者にはオリーブ苗木配布!
【主催】公益財団法人 かながわトラストみどり財団
【共催】二宮町
【後援】平塚市工場等環境緑化推進協議会、藤沢市企業等環境緑化推進協議会、茅ヶ崎地区工場等緑化推進協議会
※当日はマスクの着用と検温の報告をお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症拡大により、急な中止・変更がありますことをご承知おきください。
▼日 時 | 2021年12月21日(火) 13:00~15:30 |
▼会 場 | 二宮町生涯学習センター ホール |
▼講 演 | 「とまらないナラ枯れ 里山はどうなる」 |
▼講 師 | 樹木医 芦垣 明彦氏 (元恵泉女学園園芸短期講師) |
▼定 員 | 70人(先着) |
▼申込方法 | 【申込受付】受付終了 ①行事名 ②代表者氏名・住所・電話番号 ③メール申し込みのかたはメールアドレス ④同伴者氏名・住所・電話番号 ①~④をご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。 〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 ※FAX:045-412-2300 ※メール:midori@ktm.or.jp 問合せ先 (公財)かながわトラストみどり財団 ※電話:045-412-2525 |
▼概 要 | かながわの自然を次の世代に引き継ぐために、「とまらないナラ枯れ 里山はどうなる」をテーマに自然の面白さ、魅力を伝える芦垣先生の貴重な講演を皆様にお届けします。 また、地域に自然への理解、関心を深めるための環境づくり活動を行う「みどりの実践団体」から最近の活動についてお話します。 なお、会場では「かながわのナショナル・トラスト運動」等を紹介するパネルを展示します。どなたでも参加できますので、是非お申込みください。案内チラシはコチラ |
「湘南グリーンコネクション2021」活動報告書
今年度の「湘南グリーンコネクション2021」を二宮町共催、藤沢市企業等環境緑化推進協議会、平塚市工場等環境緑化推進協議会、茅ヶ崎地区工場等緑化推進協議会の後援により二宮町生涯学習センターで開催しました。 年末の気忙しいなか、当日100名を超える皆様がご参加くださり、村田町長の挨拶で始まりました。その後、講演会、みどりの実践団体による活動発表、パネル展示の構成により行いました。講演では、樹木と里山に脅威的なダメージになるナラ枯れなどの課題について、どのようなことが起きているか例示されました。 主な内容は、マツノマダラカミキリによるマツ枯れ、バラ科サクラ亜属の木を枯らすクビアカツヤカミキリ、キアシドクガ幼虫によるミズキの葉を繰り返し食害し樹勢衰えから枯れてしまう被害などが紹介されました。 今回の主題であるナラ枯れのメカニズムを次のように説明されました。カシノナガキクイムシは甲虫目の昆虫です。キクイムシの名があるのですが、木を食べてはいません。木に穴をあけてその中に持ち込んだ共生菌が幼虫の餌となります。せっせと穴を掘り進め木くずを外に出し、この量はすごいものとなります。樹木は、この被害により対応策を取るのですが、まずいことに過剰反応をおこし導管閉塞、そして通水をやめてしまいます。すると夏には枯葉が目立つようになります。翌年、成虫に育ったカシノナガキクイムシはそこを飛び立ち、新たな樹木を見つけ、子孫を増やしていきます。 大きい木が枯れることと、森や林であるために、伐採と伐採した樹木の処理は大変なため、放置される例が多いので、被害を食い止めることが難しく深刻な課題です。 こうしたことに対し、今私たちにできることを、本日の参加者と一緒に考えていく貴重な機会になれば幸いです。そして、講演の終わりに本日配布するオリーブの苗木の育て方が説明されました。次に、みどりの実践団体で地域に密着し、緑の保全と活用等の活動を展開している「湘南二宮・ふるさと炭焼き会」により報告されました。木炭作り、竹炭作り、里山再生整備、町の行事支援など各活動についての概要説明と毎月この様な実作業に参加できる方を募集していることが案内されました。 続いて、当財団の西ケ谷専務理事から、湘南グリーンコネクションは平成4年度から開始しましたが、諸般の事情により今回をもちまして終了させていただくことになりました。今後も皆様の役に立つイベントを企画してまいりますので、ぜひご参加ください。こうして、今後の協力依頼とともに締めくくりました。 |
これまで湘南グリーンコネクションにご参加ご協力いただきましてありがとうございました。