財団設立40周年記念 古都鎌倉三大幕府と鶴岡八幡宮の成り立ちを紐解く
2025年は財団の前身である「みどりのまち・かながわ県民会議」の発足(1985年)から40年目にあたります。これを契機として様々な企画を実施してまいりました。40年という節目を越えて、さらに「かながわのナショナル・トラスト運動」を発展させていくため、講演会を開催し、歴史的環境の保全について学びます。

十王岩から鎌倉市街地を望む
公益財団法人かながわトラストみどり財団設立40周年記念講演会
「古都鎌倉3大幕府と鶴岡八幡宮の成り立ちを紐解く」
講演日 2026年2月21日
時 間 13時30分~15時40分(受付開始13時から)
場 所 鎌倉市雪ノ下2-1-31
鶴岡八幡宮 直会殿(舞殿横の柳原休憩所の建物2階)
定 員 200名
参加費 一般1,000円、学生500円、トラスト会員は無料
受 付 2026年1月1日(木)~1月31日(土)
財団設立40周年記念講演会チラシ(3.54 MB)

鶴岡八幡宮舞殿と本宮
自然環境と歴史的環境が織りなす古都・鎌倉を学ぶ講演会を開催します。
『吾妻鏡』などの歴史書によると、中世・鎌倉時代の初め、源頼朝の鎌倉入りによって本格的な整備が始まりました。鶴岡八幡宮を中心に、若宮大路(段葛)の参道を軸として都市整備が行われた模様や、日本初の武家政権である三大幕府の誕生とその背景について学びます。また、最近の埋蔵文化財調査で明らかになった大倉幕府跡の研究内容についても解説します。
古都・鎌倉の自然と都市、そして歴史的環境が織りなす風光明媚な土地の魅力と、その保全の必要性を考える貴重な学びの場です。鎌倉の過去と現在をつなぐ講演となりますので、皆様のご参加をお待ちしています。

校庭から出土した暗渠化した西御門川と、連続する柱穴の遺構。
□講師プロフィール
■八幡義信 やわた よしのぶ
1939年鎌倉生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。神奈川県立博物館学芸部長、鎌倉女子大学教授などを経て、現在は神奈川県文化財協会顧問、NPO法人鎌倉地域振興協会理事長ほか、鎌倉の中世遺跡の保存活動に係る。
■馬淵和雄 まぶち かずお
1955 年生まれ。青山学院大学文学部史学科(考古学専攻)卒業、学生の頃から48年間にわたり、鎌倉市内の遺跡調査に携わり、お茶の水女子大学などの講師や日本考古学協会理事を務める。また、長野県松本市殿村遺跡・沖縄県那覇市首里城中城御殿などの保存活動に取り組む(いずれも国指定史跡化)。著書に『鎌倉大仏の中世史』新人物往来社、『中世都市鎌倉の実像と境界』高志書院など。
□プログラム
■文献から学ぶ 八幡義信
吾妻鏡などの歴史書にみる鎌倉都市形成の流れを学ぶ。鶴岡八幡宮を中心に若宮大路などを整備し、武家政権3大幕府の成り立ちを学ぶ。
■埋蔵文化財から学ぶ 馬淵和雄
遺跡発掘調査からわかる大倉幕府の存在や、最新の発掘状況からわかる大倉幕府跡の状況、鎌倉地下に眠る埋蔵文化財の保護について学ぶ。
■三者鼎談(ていだん)
中世・鎌倉から学ぶ風光明媚な鎌倉の地の自然と都市の環境、現代の文化・歴史的環境の重要性を学ぶ。

常に水に満たされ、良好な形で出土する漆器椀

日本ナショナル・トラスト発祥の地 御谷(おやつ)の森・鎌倉市
財団設立40周年記念講演会チラシ(3.54 MB)