シュロ葉ほうき作りのイベントスタッフに挑戦!
2024年(令和6年)8月3日(土)、4日(日)に催された京急百貨店でのイベント、「上大岡フェスティバル2024夏休みSDGsフェア」でかながわトラストみどり財団(以下、トラスト財団)は『シュロ葉ほうきを作ろう!』というワークショップの出展をしました。
そのスタッフとして、シュロ葉を採取する準備段階からかながわ緑の大使が参加してくれました。
当日はほうきの作り方を参加された方に丁寧に教えてくれました。
イベントスタッフの体験の感想を、会話形式でご覧ください。
そもそも、シュロとは何ですか?
シュロは南の国にあるココナッツやアブラヤシといったヤシ科の仲間ですが、神奈川県内のどこの樹林地でも見かける植物です。
シュロの葉でほうきを作るということですが、なぜシュロの葉を使おうと思ったのですか?
トラスト財団
シュロは暗がりの森や竹林でも強靭に育ちます。手入れ不足で草木が繁茂する都市域の樹林地では特に多く生長も早いため、枝葉を切り落とすなどの手入れが必要です。
手入れの際、切り落とすたくさんのシュロ葉を、資源として有効に活用できないか考えた結果、シュロ葉ほうきを考案しました。
誰でも簡単に、そしてたくさんの葉を使うことができます。
西村大使
なるほど。
緑地の管理上発生するシュロの葉を、有効利用できるのがほうき作りというわけですね。
佐藤大使
私たちも夏休みを利用して、財団の管理する久田緑地でシュロ葉を採取して緑地管理作業を体験しました。
西村大使
夏休みに入って間もないころの午前中、数時間の作業でしたが、暑かったですね!
佐藤大使
猛暑の中の作業でしたが、暑さを苦に感じないほど楽しく、達成感を感じられる作業でした。
次第にコツがつかめてきて、ほうきにできる葉とできない葉の見分けもつき、充実した一日となりました。
西村大使
シュロを取る前は緑地内の見通しが悪く、あまり太陽の光も当たらない状態になったいたのですが、シュロを取ったことにより、日光や風が通るようになりました。
緑地が開けた空間になり、とても心地よかったです。
その後、お二人には8月3日、4日に京急百貨店催事場で、「上大岡夏休みフェスティバルSDGsフェア」で財団が出展したワークショップ「シュロ葉ほうきを作ろう!」のスタッフとして参加していただきました。
8月3日は僕がスタッフとして参加しましたが、始めは参加者が集まらなかったので、シュロ葉と見本のほうきを手に持って参加の呼びかけを行ったところ、用意した席が足りなくなるくらい多くの方が参加してくれて嬉しかったです。
作り方を教えるときは、できるだけ相手のペースに合わせてわかりやすい説明を心掛けました。また、集中力が切れてしまう小さいお子さんに対しては、繰り返しになる作業は自分が手伝うなど、できるだけ退屈しないように工夫しました。小さい子の楽しそうな表情を見て、参加して良かったと思いました。
私は8月4日に参加しました。
シュロ葉を採取した日から考えてきた解説を復習しながら、緊張して会場に向かいましたが、始まってからはあっという間でした。
私はこのイベントで、消費者ではなく作り手側、売り手側となったのがほぼ人生初だったので、本当に新鮮で貴重な体験で、とても勉強になりました。
西村大使
イベント後、自分で作ったシュロ葉ほうきをベランダ掃除につかってみたのですが、使いやすかったです!
しっかり掃き掃除することができました。
また、このイベントの準備・運営に参加することで、イベントなどを企画・遂行する大変さを学びました。