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2023かながわ緑の大使 活動報告3  

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京急百貨店 夏休みSDGsフェアに緑の大使たちとワークショップ「竹を使ってランタンを作ろう!」を出展

毎年行われている京急百貨店上大岡フェスティバル夏休みSDGsフェア。昨年は「どんぐりクラフト」を行いましたが、今年は前年度の大使が行ったイベントと同様に「竹ランタン」での出展依頼がありました。

夏休みに入った大使に声をかけると、「面白そう!やってみたい!」、「やったことないから、できるかなぁ。でも良い経験だから!」と快い返事が…。当日は財団サポーターの宮本隆久さんのご指導の下、同じく財団サポーターの大学院生小栗さんもお手伝いしてくれました。

初めてタケを伐採

作業前の二人(左:野元大使/右:与那嶺大使)
作業前の二人(左:野元大使/右:与那嶺大使)

【野元 志唯(のもと しい)・洗足学園中学3年生】

令和5年7月27日、久田緑地にて、京急百貨店夏休みSDGsフェア用の竹を伐採させて頂きました。初めてのタケ伐採は、とても貴重な経験となりました。

当日はとても蒸し暑く、水分をしっかりとって熱中症対策をしながら行いました。高く大きなタケを切るのは少し怖く、自分に出来るのか不安でしたが、周りの皆様がサポートして下さり、何とか切ることが出来ました。竹用ノコギリでタケを切り、タケを運んだりするのはとても大変で、一本切るだけでもこんなにも疲れるということに驚きでした。伐採がこんなにも大変な事だとは知らなかったため、林業に携わっている方々は本当にすごいと思いました。

最初は慣れなかったノコギリにも、次第に慣れ、どんどん作業効率が上がっていっているように感じました。また、作業中に飲むスポーツ飲料が今まで飲んだ中で一番美味しく感じ、終わった後にはとても達成感を感じていました。

今回の経験で、身の回りの木材をもっと大切にしようという意識も芽生えました。まだまだ未熟な私でしたが、こんな貴重な経験をさせて頂き、とても嬉しく思います。

初めての伐採が伝わってくる一枚
初めての伐採が伝わってくる一枚
(重い…)でも「写真撮るよ」と声を掛けたら、笑顔!?
(重い…)でも「写真撮るよ」と声を掛けたら、笑顔!?

【与那嶺 葵(よなみね あおい)・日本女子大学付属中学2年】

緑の大使活動として、私は京急百貨店夏休みSDGsフェア用のタケを伐採しました。

夏ど真ん中の7月。日本のどこへ行っても暑いだろう、と感じるような日でした。遮るものがあまりない桜ヶ丘駅から久田緑地までの道は太陽の熱がコンクリートに跳ね返って両面焼きにされているか思うほど。到着したのは竹林というよりも、樹木もあり、屋敷森に近いと感じました。竹林の中は、最初はいいのですが、とにかく暑い。影になるどころか逆に中に熱が閉じ込められていて、蒸されているようでした。

サポーターの宮本さんからタケの切り方や、竹用ノコギリの扱いのコツを教えていただき、私も何本か切ることができましが、最初は難しかったです。宮本さんが周囲を見て、タケを選び、倒す方向を決め、その指示に従ってタケを切りました。太い竹桿を綺麗に切ることができても、上で枝が絡まっているので、切った部分をグッと持ち上げ、横に移動させながら少しずつ倒す。その倒されていくタケが本当に重い。その後、倒したタケをある程度の大きさに切り、枝を払いました。枝を払うのはタケを切ることより簡単でしたが、緑地についてから、あっちこっちでギコギコとノコギリを扱い、本当に疲れました。タケもなかなか曲者?で、少しでも斜めに刃を入れたり、変な方向に力を入れてしまうと途端に刃が抜けなくなってしまうこともありました。

初めてのタケ伐採でしたが、「竹ランタン」のワークショップに来てくださった参加者の方が、私たちの切ったタケを選んでいる姿を見て、一生懸命やって良かったな、と思いました。

チャレンジ精神が旺盛な与那嶺大使
チャレンジ精神が旺盛な与那嶺大使
私が切ったタケの切り口、上手くないですか?
私が切ったタケの切り口、上手くないですか?

サポーターの宮本隆久さま、小栗成稀さまには大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。

かながわ森林インストラクターの宮本さんに説明を受ける
かながわ森林インストラクターの宮本さんに説明を受ける
「これから切ったタケを運びます」と告げられた三人の表情。
「これから切ったタケを運びます」と告げられた三人の表情。

京急百貨店夏休みSDGsフェアにて

8月4日(金)、8月5日(土)に与那嶺大使、8月6日(日)に吉村大使が、参加される方にタケ選びの説明や用具の整理・消毒等を行いました。また、時間があれば、タケにヤスリをかけたり、小さなお子さんには進んでお手伝いの声をかけてくれ、心強いお姉さん、お兄さんの登場に会話が弾んでいました。

参加してくださったみなさんの作品は財団Facebookをご覧ください。どれも素敵な作品です!

【与那嶺 葵大使と一緒にハイポーズ!】

 

【吉村 司(よしむら つかさ)・横浜市立上の宮中学2年】

私は8月6日、上大岡の京急百貨店にて行われた、夏休みSDGsフェアに参加させていただきました。

そこで私が感じたことですが、皆さんはSDGSを知っていますか?SDGsは持続可能な17の開発目標です。

今回は夏休み企画として、いろんな世代の人たちにSDGsの15番「陸の豊かさも守ろう」として、「小網代の森のいきものパネル展&竹を使ってランタンを作ろう!」がおこなわれました。

当日は、たくさんのお客さんに来ていただきました。

私は、竹ランタンづくりの案内を担当をしました。最初は緊張してしまい、あまり上手に竹ランタンの説明が出来ませんでした。しかし、繰り返し説明するにつれて、慣れていき、最終的にはスムーズにお客さんに説明することができたので、とても嬉しかったです。

また、かながわの自然の豊かさについてみなさんに知っていただくことができてよかったと思います。

小さな子どもからお年寄りまで様々な年代の方とふれあい、竹ランタンづくりのお手伝いができてとてもいい経験が出来ました。竹ランタンが完成した時は皆さんが笑顔になっていたのでよかったです。

また、皆さんとお会い出来ることを楽しみにしています。

タケを選ぶ吉村大使
タケを選ぶ吉村大使

かながわ緑の大使 今後の活動

次回は10月28日(土)「第48回コリドー(緑の回廊)を丹沢から」に参加します。

「緑の回廊(コリドー)」とは

森林生態系における生物多様性の保全には、野生生物の移動経路を確保し、生育・生息地の拡大と相互交流を促すことが必要とされています。国有林野事業では、希少な野生生物の生育・生息地等を保護・管理する保護林《詳細はこちら》を中心にネットワークを形成する「緑の回廊」を設定し野生生物の移動経路を確保することで、より広範で効果的な森林生態系の保護を図ることとしています。

緑の回廊では、分断された個体群の保護と遺伝的多様性の確保など、緑の回廊としての機能を発揮させるのにふさわしい森林については、適切にその維持を図るほか、森林整備の必要がある場合には、植生の状態に応じて、下層植生の発達や裸地化の抑制を図るなど、緑の回廊全体として樹種構成、林齢、樹冠層等の多様化を図るための森林施業を実施することとしています。(林野庁HP「緑の回廊」より抜粋)

小学校低学年より丹沢に親しんでいる与那嶺大使にとって、丹沢はホームグラウンド。

次回の大使活動報告もご期待ください!!

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