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秋の仙石原トラスト緑地で自然観察会

アケボノソウ

「秋の仙石原トラスト緑地で自然観察会」の詳細

日時2023年9月30日(土)
09:00~12:30
場所

集 合 箱根湿生花園入口 9:00

行 程 箱根湿生花園→トラスト緑地→箱根湿生花園

自然観察会

▼集 合箱根湿生花園入口 9:00
▼解 散箱根湿生花園 12:30
▼行 程箱根湿生花園→トラスト緑地→箱根湿生花園
▼講 師県立生命の星・地球博物館名誉館員 勝山輝男氏
環境省箱根パークボランティア 石原和美氏
▼定 員30人(抽選)
▼参加費会員 無料
一般2,000円
学生1,000円
※別途入園料が必要です。
※現地までの交通費は各自負担です。
▼雨天時原則として小雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。
財団公式ツイッター
▼持ち物等長靴、帽子、水筒、筆記用具、雨具
▼申込方法【申込受付】受付終了
①参加希望日と行事名
②代表者氏名・住所・電話番号
③会員の方は会員番号
④メール申し込みのかたはメールアドレス
⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号
①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォームにてお申し込みください。
〒220-0073
横浜市西区岡野2-12-20
(公財)かながわトラストみどり財団
みどり企画課
※FAX:045-412-2300
※メール:midori@ktm.or.jp
▼問合せ先(公財)かながわトラストみどり財団
※電話:045-412-2525
▼概 要秋の風物詩、仙石原のススキを楽しみながら、普段は入ることのできないトラスト緑地で自然観察を行います。
※トラスト緑地立ち入りに関して、箱根湿生花園へのお問い合わせはご遠慮願います。

「自然観察会 仙石原のトラスト緑地で自然観察会」活動報告書

恒例イベントになりつつある仙石原トラスト緑地の自然観察会。令和2年度にトラスト緑地として追加で買入保全を行うことができ、これを契機に普段は入れない湿原内を特別に観察できるイベントとして企画されました。講師には植物が専門で長きにわたり仙石原の保全に携わってきた勝山先生が解説されます。

仙石原の湿原は近代以前から、ヨシやススキ草原として農業や生活資材の生産拠点として利用されてきましたが、昭和の半ばから生活様式の変化により利用せず放置されることによって、一部が草原からハンノキなどの樹林地に遷移しました。普段見るススキ草原は草刈のほか、平成元年からの野焼きによって草原が保たれているのです。

今回の湿原では、キク科のアザミの仲間が多くタイアザミやキセルアザミ、タムラソウ、キントキヒゴタイやハバヤマボグチなど珍しい種も多く見ることができました。また、ヤマハッカに似たタカクマヒキオコシが青紫色の花を各所で見ることができ、ここ箱根仙石原が生息域の北限となるそうです。

2mも超えるススキの大海原をかぎ分けながら進み、アケボノソウ、ミズオトギリやウメバチソウなど小柄な花々に心が癒されました。

天然記念物近くの湿原を折返し、草原から遷移が進んだハンノキ林を観察し講師から、この遷移が進むことも他に例のない貴重な自然状態であり、観測を続けていく大切さを伺うことができました。

〈ススキをかき分けて進む参加者。水の道となった通路もあり、長靴が必要。〉

〈通路の隙間に咲く花々。圧倒するススキ、ヨシ、スゲ類の隙間をねらって花々が咲く。〉

〈アケボノソウ〉

〈アザミの仲間 ハバヤマボクチ〉

〈新しいハンノキ林〉

〈緑縁部に咲くタカクマヒキオコシ〉

〈園内の復元区に遷移途上のハンノキ若木を観察できた。復元区ではハンノキを採る作業を行う。〉

〈草原とハンノキ林の境界部分〉

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