1月・2月 かながわ緑の大使活動報告
今月末に大使たちの委嘱期間が終了します。マスクを着けて、県内のさまざまな場所へ赴き、緑化推進を普及啓発し、森林ボランティアを経験した大使たちの活動報告です。どうぞご覧ください。
1月22日(土) 大山の麓で呼びかけ「かながわのみどりを一緒に守り、育てましょう!」
財団会員募集リーフレットを街頭配布
1月22日(日)、まだ朝は寒い中、財団の活動を知ってもらい、また多くの仲間(会員)を広く募るため、3人の緑の大使と財団サポーターの飛田尚弥さんと一緒に大山ケーブルバス停付近で、「みどりを守り育てる運動にご協力ください!」とリーフレットの配布を行いました。初めての試みでしたが、大使とサポーターのお陰で無事リーフレットを配り終えました。
【参加者3名:井上万侑加、請川まりあ、小林優美】
<井上 万侑加(洗足学園高等学校1年)>
1月22日に伊勢原市の大山の近くで財団リーフレットを街頭配布しました。
街頭でリーフレットを配るという経験を今まで全くしてなかったため、新鮮で貴重な経験でした。
よく駅前でティッシュやパンフレットを配っている人を見るので貰って下さる方があまりいないのではないかと不安に思っていましたが、貰ってくれる方が沢山いて、中にはどんな活動をしているのか聞いてくださったり応援して下さる方もいて心温まりました。
<請川 まりあ(自修館中等教育学校5年)>
伊勢原市には、大山(おおやま)という1200mくらいの山があるのですがご存じですか。
1月中旬、私たち緑の大使はこの大山の入口で財団リーフレットの街頭配布の活動を行いました。
紅葉で有名な大山は、澄んだ空気と、紅葉後の落ち着いた山の静けさがとても魅力的でした。
冬の山でも観光客がたくさん訪れていて、登山する人に限らず、大山阿夫利神社の参拝などにも多くの人が訪れていました。
登山や観光などを通じて、山の魅力や自然の大切さについて、多くの人に知ってもらえたらいいなと思いました。
大山のある伊勢原市は私の地元でもあるため、四季折々の姿を見せる、大山をまた見に行きたいです。
<小林 優美(横浜市立南高等学校1年)>
今回はみどり財団の普及啓発と会員募集のために大山へ登山する人に向け、リーフレットの配布を行いました。私はリーフレット配布によってたくさんの人に緑を守る力になってほしいと思い参加しました。私たちが配布を始める前から登山を始めていた人も多かったようですが、それでも道行く人にリーフレットを手に取ってもらえてよかったです。また山登りの経験はあまりありませんが、大山の自然を見て今度登ってみようと思いました。今回の活動で1人でも多くの人がみどりに興味を持ち、保護、保全に協力してくれたら嬉しいです。
2月4日(土) 県民参加の森林づくり 相模原市市有林
県民参加の森林づくりに請川まりあ大使が参加。募金にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
<請川 まりあ(自修館中等教育学校5年)>
私は、2月4日(土)行われた、相模原市中央区田名塩田で竹の伐採ボランティア活動に参加しました。私は竹を伐採する活動に以前一度参加していたため、今回で竹を伐採するのは二回目となります。
今回活動する「相模原市中央区田名塩田」は竹を中心に、多くの木や植物が育っており、すぐ側には住宅地があるなどといった、自然と住宅地が調和している場所です。また、流れる小川には、夏にはホタルが見えるそうで、今回のようにボランティアを行うことで、きれいな自然を保っているのだなと感じました。
竹の伐採はブナやヒノキのようなしっかりとした幹のある木と違い、ノコギリの刃が通りやすいことが体験を通じて、わかりました。また、切り倒した竹の重さは重すぎるわけではなく、10m以上の大きな竹も、私一人の力で持ち上げられたことに驚きました。
ボランティアのインストラクターの方に、竹が風よけとして使われたり、日常用品に加工されたりするなど、さまざまな利用方法があることを教えてもらいました。竹は多くの人の生活に役立っていることを学び、これからも環境に良い、自然の活用方法について考えていきたいと思います。
ボランティアに参加した記念に、伐採した竹を10cmほど頂いたのですが、伐採したてのこともあり、森の中にいるような爽やかな匂いや、すべすべとした竹の表面を感じられ、とても自然の魅力を感じることができました。これからも、自然の活用について考えていきたいと思います。
最後に、私のみどりの大使として活動する任期も残りわずかとなりますが、最後まで自然の大切さについて伝えられるように頑張ります。
2月18日(土) 県民参加の森林づくり 川崎市菅北特別緑地
県民参加の森林づくりに長本吏央大使が参加。募金にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
<長本 吏央(広尾学園高等学校2年)>
私は2月18日(土)に菅北浦特別緑地で2年ぶりに行われた除伐(笹の下刈りなど)に参加しました。作業を行う場所に行くまでの階段はとても急で、作業を始める前に既に呼吸が乱れました。
私の班の作業は尾根の中央から1.5m以内の範囲の笹や低木の伐採でした。尾根の中央の小さな笹を鋏で切るのは簡単でしたが、ノコギリで切る低木は斜面に生えていたため、滑り落ちそうで少し怖かったです。インストラクターに「おへその前でノコギリを引くようにして切るのが良いです。」と、切り方を改めて教えていただきました。私自身がノコギリの使い方に慣れておらず、もっと経験を積まなければと感じました。
今回の作業にあたり、インストラクターが現地を下見した際に、絶滅危惧II類のタマノカンアオイを見つけたそうです。笹と一緒に刈り取ることがないように実物を示してくださいました。インストラクターによるとカンアオイは江戸時代のお金持ちがこぞって栽培していたそうです。特に多摩丘陵に植生していたので、タマノカンアオイ(和名:多摩の寒葵)というそうです。
私の班の作業が早く終わったため、たくさん笹が生えている他の班の手伝いに向かいました。そこでは参加者が笹を一本一本鋏で切るのではなく、ノコギリで一気に刈り取っているのを真似て作業を行いました。とても効率的で短時間で終わらせることができました。傾斜のあるところで夢中で作業をしていたせいで、2月なのに少し汗ばみました。山の近くのお寺のご厚意で水洗トイレを使わせていただき、私たち参加者はとても助かりました。
作業を終えて感じたのは、緑の大使である私に対しての参加者の皆さんの優しい温かい眼差しでした。「以前の作業にも来ていたね」と覚えていて話しかけてくださった方やいい香りのくすの木の葉をくださった方もいて、とても嬉しく思いました。
また、募金の呼びかけをした際には、参加者の皆さんが積極的に募金に協力してくださり、とてもありがたかったです。
今回で、緑の大使として県民参加の森林づくりに参加するのは最後になりましたが、来年からはボランティアとして、また森林づくりには参加したいと思います。特に間伐の作業に挑戦したいと思っています。姿を見かけたら、是非また声をかけてくださると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
参加者の皆様、関係者の皆様、今年度色々お世話になり、有難うございました。
≪大使たちが企画したイベント「みんなで竹ランタンを作ろう!」には大使たちの経験が詰まっています。どうぞご参加ください。≫