「2022かながわ緑の大使」がリレーでメッセージを発信します。
4月に大使になってから8か月余り経ちました。各イベントに参加することも大切ですが、自分の気持ちと向き合い、かながわの自然やみどりについてのメッセージを発信することも、大使たちの将来に向けて大きな糧になることと思います。
15回目は洗足学園高等学校1年の井上万侑加さんです。(写真は国内間伐材で作った紙製容器カートカンを紹介している井上大使。)
井上 万侑加(いのうえ まゆか)さん (洗足学園高等学校1年生)
かながわ緑の大使の井上万侑加です。
11月になり、イチョウやカエデ、モミジの木が赤や黄に色づき始め、場所によっては大半が色づき紅葉が見頃となっている場所もあるのではないでしょうか。
私の家の近くの大きな公園では、イチョウの木が色づき始め、ケヤキの木が紅葉してきました。
秋に紅葉する木は落葉樹です(常緑樹も葉が枯れて落ちるときには紅葉しますが、多くの葉が一斉に紅葉はしません。)が、その紅葉の中でも種類があることはご存じでしょうか。
紅葉には、「紅葉」「黄葉」「褐葉」の三種類があり、それぞれ葉の色が違います。
紅葉は、秋になり日照時間が短くなることによって、葉と枝の間に離層と呼ばれる層ができ、アントシアニンという赤色色素が流れずに葉にとどまることによって葉が赤くなることです。モミジやニシキギ、ハナミズキなどがこれにあたります。
黄葉は、紅葉と同じく離層ができ、カロチノイドという黄色い色素が流れずにとどまることによって葉が黄色くなることです。イチョウやカツラ、シラカバなどがこれにあたります。
褐葉も上の二つと同じように、フロバフェンという褐色色素が葉にとどまることによって葉が茶色くなります。ブナやケヤキ、コナラなどがこれにあたります。
紅葉狩りにはアンチエイジング効果を始めとする様々な効果がありますので、是非紅葉を見に行きましょう。
「県民参加の森林づくり」で参加者のみなさんに挨拶する井上大使(左端)
入ることをためらうような場所でも平気で入り、黙々と作業を行う井上大使。