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グリーンメッセージ 11

ヒガンバナ

「2022かながわ緑の大使」がリレーでメッセージを発信します。

4月に大使になってから6か月余り経ちました。各イベントに参加することも大切ですが、自分の気持ちと向き合い、かながわの自然やみどりについてのメッセージを発信することも、大使たちの将来に向けて大きな糧になることと思います。

11回目は洗足学園高校1年の松本梨咲さんです。

松本 梨咲(まつもと りさ)さん  (洗足学園高等学校1年生)

かながわ緑の大使の洗足学園高等学校1年、松本梨咲です。

最近、ヒガンバナ(彼岸花)を様々な場所で見かけるようになりました。
私はヒガンバナのはっとするような赤い色が好きで、今年から育て始めました。その時に調べて分かったのですが、ヒガンバナは昔から日本で色々な用途で活用されていたそうです。
まず、水田を荒らす動物から農作物を守るのに使われていました。
ヒガンバナの鱗茎には猛毒のリコリンが含まれており、ネズミやモグラはそれを避けて生息するため、水田の畦にヒガンバナを植えることによって農作物を守ったそうです。また、同じような理由でお墓(※江戸時代初期まで土葬が主流)を動物から荒らされるのを防ぐため、周辺に植えられていたことを知り、驚きました。
猛毒がある鱗茎ですが、毒を抜くことが可能で、生薬として使われています。鎮痛作用があり、体のむくみにも効くそうです。また、鱗茎から得られたエキスは市販の鎮咳薬に配合されています。
さらに、救荒作物としても使われていました。
第二次世界大戦中、食料が足りなくなった時は毒を抜いた鱗茎を食べることによって、生き延びた人がいたそうです。
このように、私は美しい色で心を楽しませてくれるだけでなく、生活にも役立っている植物が好きです。

カートカンを持つ松本大使(中央)
カートカンを持つ松本大使(中央)
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