真夏のような7月初旬 虫取り大会に参戦!
2024年(令和6年)7月6日(土)
この日は7月初旬とは思えない蒸し暑い日となりました(横浜市内34.6℃)。
身体がまだ蒸し暑さに慣れていない中、熱中症にならないよう警戒しながら、毎年恒例の「桜ケ丘緑地で虫取り大会」を開催しました。
このイベントにかながわ緑の大使2人が参加しました。2人揃って参加するイベントは、今回が初めてです。
佐藤さん(高校1年生)は、猿島イベント参加報告のときにご紹介した通り、アリの研究をしていて、今回もアリを探して女王アリを数匹見つけていました。
西村さん(中学3年生)は、久しぶりの虫取りとのことで、講師で昆虫研究家の吉谷先生に、自分が捕まえた虫について色々質問をしていました。
気候変動の影響を体感するような、蒸し暑~いスタートを切った7月となりましたが、虫取りをする子どもの元気な姿と、多くの虫に出合える桜ケ丘緑地という環境、この虫取り大会の風景が、次世代、そしてそのまた次世代へと続くことを願ってやまない一日となりました。
虫に夢中で置いてけぼり (虫好きあるある)
佐藤 遙音(さとう はるね)さん (フェリス女学院高等学校1年生)
猛暑の中の虫取りとなりました。
吉谷先生の「虫を発見して夢中になっているうちに、いつの間にか置いてけぼりになっている。」という会話に、首がもげるほど心の中で頷きながら、私はアリの吸引機のボトル部分に脱走防止の粉を塗っていました。
集合場所の駅構内で既に虫を見つけていた吉谷先生は、鋭く目を光らせて次々に虫を発見しては解説していきます。
吉谷先生の昆虫の解説はとても分かりやすく、丁寧に一つ一つ教えて下さり、その姿勢はとても勉強になりました。
また、今日はその天候の良さから絶好の結婚飛行日和だったようで、季節外れのクロオオアリの女王やトビイロケアリの女王が見つかりました。
しかし、横浜市でも見つかっているアギトアリは発見されず、桜ヶ丘緑地の生態系がしっかりと守られている一種の指標ともなり、ほっとしました。
ワープ体験
西村 亮祐(にしむら りょうすけ)さん (横浜市立南高等学校附属中学校3年生)
「景色が変わった!かなり広い!」
横浜駅から3㎞ほどしか離れていない都市の中を歩いていたのに、突如みどり豊かな場所の中を歩いていて、まるでワープしたかのようでした。
僕はこのイベントに去年も参加したのですが、今年は去年に勝る暑さとなりました。
まず狙うのは、メジャーなオオシオカラトンボやスジグロシロチョウ。次はナツアカネを狙うも、速すぎて速すぎて、、、30分かけても採ることはできませんでした。
僕は、小学生のころよく虫取りをしていましたが、最近は虫取りも虫について考えることも遠ざかっていたので、今回は虫に親しみ直す良い機会になりました。
昆虫研究家の吉谷先生のカマキリについての説明が面白くて勉強になりました。カマキリや昆虫に限らず、身近なものについて、なぜそんな形なのか、なぜそうなったのかをじっくり考えてみたくなりました。