「2022かながわ緑の大使」がリレーでメッセージを発信します。
「2022かながわ緑の大使」は県内に在住、通学している中学・高等学校の8名の生徒さんに委嘱されています。「いつ収束するかわからないコロナ禍の中、県内の緑化推進等を行うために自分たちにできることはないだろうか。」と大使たちが相談し、財団ホームページやSNS等を利用し、自分たちの思いをそれぞれ伝える取り組みをリレー形式で始めることにしました。
自分と同じようにみどりを守り、育てたいと思っている仲間(大使)が集まると、初対面とは思えないくらい話が弾み、様々な意見が飛び交っています。
どうぞ暖かく見守ってください。
7回目は洗足学園高等学校1年の井上万侑加さんです。
井上 万侑加(いのうえ まゆか)さん (洗足学園高等学校1年生)
こんにちは。今年度「かながわ緑の大使」に委嘱されました井上万侑加です。
私がみどりに対して関心を持つようになったきっかけは、小学校の先生方が、森林や身の回りの自然について熱心に教育してくださったことです。
当時通っていた小学校には、少し小さかったけれど、オタマジャクシやコノテガシワなど様々な動植物が生息しているビオトープがありました。まだ小学校に入学して間もない頃は「自然豊かで良い場所だなぁ。」としか感じていませんでしたが、ビオトープの手入れを体験する授業を受けた時、草抜きや池の水について細かく管理しなければならず、人の手で自然環境を管理し、維持していくということは、大変な事だと痛感しました。
この頃は「ナショナル・トラスト運動」とは何か、おぼろげな知識はありましたが、実際に家の近くにナショナル・トラスト運動によって保全されている緑地があることを知り、トラスト緑地により一層の親近感を持ちました。
このような身近な「みどり」に関することを、大使活動を通じて、少しでもみなさんに伝えることができれば嬉しく思います。
【ビオトープについて】
ビオトープ(BIOTOP)とは、ギリシャ語の「bios(いきもの)」と「topos(場所)」をもとにドイツで生まれた合成語で、自然保護のあり方を示す言葉だそうです。
環境保全や野生生物保護を目的とし、地元に昔からすむ生きものたちに必要な条件を揃えたを森林や池などを整備したのがはじまり、とのこと。
ちなみにドイツでは2017年に連邦自然保護法が改正され、改正案では各連邦州の面積の10%を占めるビオトープのネットワークを2027年までに構築するよう各州に義務付けているそうです。
詳しくはコチラ 「ドイツ連邦内閣、連邦自然保護法の改正を承認 2017.02.08」
併せてこちらもご覧ください。「ビオトープ」(共に国立研究開発法人 国立環境研究所HP「環境展望台」より)