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グリーンメッセージ4&2022かながわ緑の大使活動報告

柏木

「2022かながわ緑の大使」がリレーでメッセージを発信します。

「2022かながわ緑の大使」は県内に在住、通学している中学・高等学校の8名の生徒さんに委嘱されています。「いつ収束するかわからないコロナ禍の中、県内の緑化推進等を行うために自分たちにできることはないだろうか。」と大使たちが相談し、財団ホームページやSNS等を利用し、自分たちの思いをそれぞれ伝える取り組みをリレー形式で始めることにしました。
自分と同じようにみどりを守り、育てたいと思っている仲間(大使)が集まると、初対面とは思えないくらい話が弾み、様々な意見が飛び交っています。
どうぞ暖かく見守ってください。

4回目は自修館中等教育学校3年の柏木悠杏さんです。なお、柏木大使が参加した6/18(土)「県民参加の森林づくり(下刈)・ボランティア発表会」の活動報告も併せて掲載します。

柏木 悠杏(かしわぎ ゆあん)さん  (自修館中等教育学校3年生)

こんにちは
「2022かながわ緑の大使」になった中学3年生の柏木悠杏です。
私の通う学校は伊勢原市にあり、愛甲石田駅から15分ほど歩いて登校しています。
のどかな地域なので、通学路を歩いていると田んぼや桜の木などの身近にある自然を感じることができます。
通学途中、だんだん最近暑くなってきたなと実感する季節になってきています。
私の家の家業は農家です。家では暑くなって来ると田んぼの準備が始まります。
私は先日研修を行ったくずはの家の高橋所長からイネ科の葉は、
とても堅い細胞壁を持っているため手が切れてしまうことを教わりました。
「細胞壁」といえば、私は今、生物の授業で「植物細胞」を習っています。
なかでも「ミトコンドリア」について、興味深い話を聞いたので紹介します。
「ミトコンドリア」とは細胞に必要なエネルギーを作る細胞内小器官で、動物・植物・菌類まで生物のほとんどが「ミトコンドリア」を持っています。
この「ミトコンドリア」という一つの細胞が、じつは別々の細胞だったものが一つになったのではないか?という説があります(細胞内共生説)。提唱したのはアメリカの生物学者、マーグリス(L.マーギュリス)です。
生き物は細胞の中に、核がない原核生物(細菌類・藍藻類)と染色体(DNA)を持つ核がある真核生物(原核生物以外の生き物)にわかれます。
原核生物である細胞も「核様体」とよばれるDNAを持っていますが、周りを隔てる仕切りはありません。
「ミトコンドリア」には原核生物の一つである「好気性細菌」が真核生物の細胞に取り込まれてできたのではないか、という考えが「細胞内共生説」です。理由の一つとして、普通、細胞内小器官は1枚の膜に囲まれていますが、「ミトコンドリア」は内膜・外膜(二重膜)から成り立ち、ヒダがある内膜と外膜とは性質が異なるようです。
他にも「ミトコンドリア」のDNAは核のDNAとは違った特徴があることや、独自の増殖を行うことが挙げられていましたが、細胞内共生説は多くの研究者に支持されているけれど、現在研究中ということで確証はないそうです。
私は仲間と「細胞内共生説」は正しいかどうかを話し合ったことが楽しかったです。
これからも色々な物に興味を持ち、面白いと思ったことを発信していきたいと思います。

2022かながわ緑の大使 活動報告

「県民参加の森林づくり」等に参加しました。

柏木さんは相模原市の水源協定林で行われた6月18日(土)「県民参加の森林づくり(下刈)」と相模原市内の森林・里山で活動している2団体の「ボランティア発表会」に大使として参加しました。

柏木 悠杏(かしわぎ ゆあん)さん (自修館中等教育学校3年)

大使としてご挨拶
大使としてご挨拶
畑の草と大違い!!
畑の草と大違い!!
ボランティア発表に耳を傾けます
ボランティア発表に耳を傾けます

こんにちは。

かながわ緑の大使の柏木悠杏です。

私は6月18日(土)に行われた「県民参加の森林づくり(下刈)」と「ボランティア発表会」に参加しました。

下刈を行う前、家業の農家を手伝って畑の雑草を刈ったことのある私には少し自信がありましたが、山の雑草刈りは畑とは違い、とても大変でした。また、厚い中、ヘルメットをかぶり、長袖長ズボンを着用しての作業でしたのでいつも以上に疲れました。山の中、鎌を持って歩くのにも注意を払い、プラス、忍び寄るヤマビルの恐怖にハラハラしていました。

山では、インストラクターの方々から鎌の使い方を教わりました。草刈鎌のような小さな鎌ではなく、とても大きな鎌で、腰を使いながら雑草を切ることに難しさを覚えました。

熟練されている方は本当に上手で、すぐに刈り取ってしまいます。未熟な私に皆さんはとても優しく、作業を手伝ってくれました。本当に感謝しています。

作業後に、2つの団体のボランティア発表を伺いました。最初の団体である「鳥屋造林組合」は、降雪後、東丹沢の白馬尾根に白馬が空へ駆け上がるように現れる、通称「丹沢の白馬」を維持しようとするグループの発表。このまま草原を保全しなければ、馬の形をした草原は森林化し、白馬を見ることができなくなります。昔から親しまれてきた風景を失くしたくない思いが伝わりました。

もう1つのグループ「ヘリテッジキーパー」は荒れ果てた地元の里山を守ろうと「つちざわの森」を買い入れた守屋さんのところに、地域の子ども達の遊び場を作ってきたお母さん達(リーダー青木さん)で作る「森遊びの会」、MTB(マウンテンバイク)指導員である渡辺さんが加わり、津久井の里山資源を生かし、次の世代が受け継ぐことができるように新たな産業を生み出し、里地里山を維持していこう、という話でした。集まった人たちが気持ちの良いくらい前向きな人ばかりで、お話しがとても魅力的で持続可能な里山の保全に大変興味がわきました。

緑の募金をお願いしました
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