Skip to content
HOME > グリーンメッセージ 12

グリーンメッセージ 12

柏木大使

「2022かながわ緑の大使」がリレーでメッセージを発信します。

4月に大使になってから6か月余り経ちました。各イベントに参加することも大切ですが、自分の気持ちと向き合い、かながわの自然やみどりについてのメッセージを発信することも、大使たちの将来に向けて大きな糧になることと思います。

12回目は自修館中等教育学校3年の柏木悠杏さんです。

柏木 悠杏(かしわぎ ゆあん)さん  (自修館中等教育学校3年生)

食欲の秋、私の家では稲刈りが始まりました。

米作りは大変です。農業従事者の高齢化に伴い、耕作放棄をされていく田んぼが増えていますが、理由の一つにスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の存在もあると思います。

スクミリンゴガイは1981年に食用目的で初めて日本に導入されたそうです。全国500カ所で養殖されましたが、思ったより美味しくなく、また養殖業の廃業が続き、大量のスクミリンゴガイが捨てられました。野生化したスクミリンゴガイは増えて広がり、全国規模で水稲などを食害し、大問題になっています。せっかく苦労して田植えをしても、水稲がスクミリンゴガイの餌食になったという話はよく耳にしました。

タニシに似た形からジャンボタニシと呼ばれていましたが、全く別種の貝です。日本の在来種タニシは卵を産みません。ちなみに、スクミリンゴガイの毒々しいショッキングピンクの卵には本当に毒があるそうです。

この話、三浦半島の「アライグマ」や鎌倉の「クリハラリス(タイワンリス)」に似ていませんか?

人間が持ち込んだことによって、または、人間が放置したことによって、最終的に人間に害が及んでいます。

これからの私たちは生態系に対し、もっと謙虚になるべきでは、と思いました。

 

畑の草と大違い!!

下刈。農業用の鎌と違い、大きい!

緑の募金をお願いしました

募金活動を行う柏木大使

Scroll To Top