Skip to content
HOME > グリーンメッセージ 10

グリーンメッセージ 10

小網代の森を紹介

「2022かながわ緑の大使」がリレーでメッセージを発信します。

4月に大使になってから5か月余り経ちました。各イベントに参加することも大切ですが、自分の気持ちと向き合い、かながわの自然やみどりについてのメッセージを発信することも、大使たちの将来に向けて大きな糧になることと思います。

10回目は渋谷教育学園渋谷中学校3年の伊茂治龍慶さんです。

伊茂治 龍慶(いもじ りゅうけい)さん  (渋谷教育学園渋谷中学校3年)

かながわ緑の大使の渋谷教育学園渋谷中学校3年、伊茂治龍慶です。

今年は大きな台風が日本列島を襲い、多くの地域が大雨に晒されるなどの被害が続きました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

また、各地で最高気温を更新している中、コロナ禍も猛威を奮い、心や体調が不安定な夏だったかもしれません。

そこで、夏が過ごしやすくなり、環境に優しい方法を一つご紹介したいと思います。

「緑のカーテン(グリーンカーテン)」をご存知でしょうか?

日中、建物が直射日光にさらされると、外気にふれている屋根や外壁、ベランダ、そして室内の床など、建物のあらゆる部分が熱を持ってしまいます。こうした日中の直射日光の影響をカットするために、ネット(園芸用網)を利用し、外壁や窓を覆うように朝顔やゴーヤ等のつる性植物を育てることを緑のカーテンと呼んでいます。

緑のカーテンは、たくさん茂った葉が、窓から入る直射日光をさえぎるので、室内温度の上昇を抑えます。また、カーテンのあるところは建物の壁などに熱を蓄積させないので、ヒートアイランド現象緩和にも役立ちます。

更に、植物が根から吸った水分を葉から蒸散させ、気化熱により気温を下げることから、エアコンなど冷房機器の使用を抑えることができて、省エネに繋がります。

朝顔やゴーヤなどが成長していく様子を見ていると、気持ち的に夏が少し涼しく感じられるかもしれません。

暑い夏、エアコンだけに頼るのではなく、ぜひ緑のカーテンをお試しください。

大使としてご挨拶

小さい頃から親しみのある小網代の森。この森をもっと多くの人に知って欲しいと思う伊茂治大使

【緑のカーテン(グリーンカーテン)について】

緑のカーテンは朝顔やゴーヤの他、キュウリやフウセンカズラ、ヒョウタンなどでも作れます。

毎年、植物を変えてみるのも楽しいかもしれません。

最近では、フェイク(人工)の緑のカーテンもあるそうですが、昔ながらのすだれ(素材は主にタケ)やよしず(素材はアシ)を使い、涼をとることができます。緑のカーテンやすだれ、よしずは天然素材。いずれもプラスティックとは違い、土に還る性質のものです。

なお、伊茂治大使のグリーンメッセージにもありますが、神奈川県HPに掲載されている「緑のカーテンによる省エネ及びCO2削減効果の試算」によると7~9月の夏期における緑のカーテンのCO2削減効果として、スギの木約9本分の削減効果があったとのこと。 詳しくはコチラ

また、環境省でもCOOL CHOICEの一環として、脱炭素、地球温暖化防止にむけ、「グリーンカーテン」を推奨しています。「グリーンカーテンプロジェクト」詳しくはコチラ

地球温暖化防止に向け、自然に優しい涼の取り方として、打ち水も効果的です。

●緑のカーテンを作る際は次の点にご注意ください。

・日陰になる部分は日光が入らない。室内が暗く感じられてしまう。

・虫が集まりやすい。

・プランターの置き場や枯れた後の始末、特に集合住宅でお住まいの方は避難経路や排水溝に注意が必要。

Scroll To Top