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2022かながわ緑の大使募集について

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2022 かながわ緑の大使募集

みどりを守り育てる運動に参加しませんか!

公益財団法人かながわトラストみどり財団は、都市近郊の身近なみどりから山のみどりまで、かながわのみどりを守り育てる運動を行っています。かながわのみどりを次の世代へ引き継ぐために、一緒に活動してくれる方を募集しています。

現在、中学生と高校生2名の大使は募金活動や森林づくりで活躍しています。

かながわ緑の大使の活動

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両名の大使が4月10日(土)に開催された「竹の子掘りで竹林整備」に参加、1名の大使が7月24日(土)の「県民参加森林づくり(下刈)」に参加し、募金活動も行いました。詳しくはこちらをご覧ください。

4月10日(土)竹の子掘りで竹林整備 活動報告

7月24日(土)県民参加の森林づくり(下刈)活動報告2

 

【新型コロナウイルス感染症対策について】
※イベント参加にあたり、新型コロナウイルス感染症予防対策を行い、活動しています。
※イベントに参加する場合は、本人及び同居する家族の健康状態に問題のないことを確認のうえ、参加しています。
※緊急事態宣言発出中のイベント参加は中止しています。

県内のナラ枯れ被害やシカ害について話し合いました

多くのイベントや募金活動に参加したかった二人の大使ですが、新型コロナウイルス感染症対策のため、表立った活動が難しい状況です。

そこで、イベント活動以外にも発信できることがあるのではないか、という思いから、機関誌ミドリ121号に掲載されているナラ枯れなどについて勉強することにしました。

箱根の山のナラ枯れ
箱根の山のナラ枯れ

「正直、最初は『ナラ枯れ』と言われてもわからなかった。」、「ナラ枯れが起きると何か悪いことがあるのですか?」と正直な感想を述べる大使。

「ナラ枯れ」とはカシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)という虫が集団でコナラなどの木に孔(あな)を開けてにもぐりこみ、繁殖することで木の生育を阻害し枯らしてしまう樹木の感染症のことです。

被害をうけて、カシナガは太い幹だと数万頭が繁殖し、初夏にかけて次の木へ移動することで、被害が急拡大しているのです。

では、どうしてナラ枯れ被害が広がってきたのでしょうか。それは人間の生活に大きな関わりがあります。人間が使用する燃料が炭や薪等から石油へ転換したことから始まります。炭や薪にするナラの木は樹齢20~30年の生の木でした。木を伐採した後、植林等するサイクルが崩れ、需要がなくなった木が切られずに放置されたことにより、昔からいたカシナガの絶好の繁殖地になった、ということです。

「自然と人間との関わり方を変えると、このような形で影響があるのですね」と大使たち。立ち枯れした木を全て伐採したり、防除することは難しいです。では、「私たちにできることは何か」という問いに、大使たちは「まず、知ること。枯れた木が落下することもあるので、ナラ枯れの木に近寄らないこと。枯れた後、※カエンタケ(毒)と呼ばれるきのこがまれに発生することもあるので、かぶれるので触らないこと。そして、自然と人間のあり方について考えること。すべてをまとめて発信することにも意味があるのでは?」と、答えが返ってきました。

インストラクターからの説明。
インストラクターからの説明。

「丹沢山地におけるシカ問題」について

シカが増えた原因としては、オオカミという捕食者の絶滅、人間による捕獲圧の低下、積雪の減少(温暖化)などがあげられます。

神奈川県では、シカは一時、絶滅の危機にあり、1955年から1970年代まで県内全域でシカの捕獲を禁止していました。シカ捕獲の全面禁止と、1960年代のエネルギー革命により薪炭に使われなくなった広葉樹二次林やカヤトをスギ・ヒノキの造林地に転換したところ、スギ・ヒノキの苗木がシカに採食され、林業被害が起きました。今では、樹皮剥ぎをされることにより、樹木が枯死してが強風により幹折れを起こしたり、林床にはえているササなどが採食にあい、林床植生が衰退して土壌侵食がすすむなど、環境に悪い影響を及ぼしています。しかし、それはシカが悪いのでしょうか?ナラ枯れと同様に神奈川県で今、問題となっている事例に大使の二人は「今起きていることをわかりやすく知ることができてよかった。」、「最近、『SDGs』をよく目にしていますが、『陸の緑も守ろう』の言葉の重みを感じました。」等、話し合いは続きました。こうした研修も大使の活動の一環に取り入れています。

応援のお手紙と白手袋をいただきました!
応援のお手紙と白手袋をいただきました!

初代かながわ緑の大使から応募されるみなさんへ

「やってみたい」と思う気持ちがあれば是非ご応募ください。なんとなく「みどりは多い方がいい」、「森林づくりは大切だ」という漠然とした気持ちが、活動を通じて、どうしてみどりは多い方がよいのか、森林づくりは何故必要なのかが良くわかります。私たちの力は小さいですが、普及啓発活動や募金活動を行い、かながわのみどりをもっと豊かにしていけたら、そして、同じ思いを持つ多くの仲間が沢山できたらうれしく思います。

進学して環境について学びたい五百蔵大使。鎌の扱いは上手くなりました。(五百蔵)

10月23日(土)「コリドー(緑の回廊)を丹沢から」に参加する小林大使。草刈と植栽を行います。(小林)

新型コロナウイルス感染症対策のため、予定していた多くのイベント等に参加できませんでしたが、二人の大使はできることを協力して行ってくれました。

就任時の挨拶はこちらをご覧ください。 初代かながわ緑の大使

応募資格

●中学1年生から20代までの男女(社会人を含む)

●神奈川県に在住、もしくは通勤・通学している方

●当財団事業について、理解し、財団の事業活動に協力できる方

※任期は令和4年4月1日~令和5年3月31日です。

応募方法

所定の応募用紙に必要事項を記載の上、作文を添えて財団へ郵送してください。

作文の内容は「かながわの緑」について、400字詰原稿用紙(20字×20字)2枚以内でお願いします。

(例)「かながわの緑の大使に選ばれたら何をしてみたいか」、「みどりに関する私の思い出」など。

応募用紙はこちらをお使いください。
応募申込用紙(PDF)
応募申込用紙(word)

応募締切 11月30日(火)当日消印有効

お問い合わせ・申込先

【申込先】 〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20

(公財)かながわトラストみどり財団 緑の大使係

【電話】 045-412-2525
【メール】midori@ktm.or.jp

ご質問等ありましたら、お気軽に事務局までご連絡ください
(連絡先は上記問合せ先と同じ)。

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