みどりの実践団体交流会・研修会第1回 令和1年10月29日(火)
|
時 間 | 10:30~15:40 |
参加者 | 第1回 42名 第2回 43名 第3回 46名 |
場 所 | 三浦市民交流センター研修室(三浦市初声町下宮田5-16 商業施設ベイシア三浦店2階) |
講 師 | 第1回 NPO法人小網代野外活動調整会議 理事 石川 紫穂氏 第2・3回 慶應義塾大学名誉教授 NPO法人小網代野外活動調整会議 代表理事 岸 由二氏 |
交流会 | |
講演会 | 演題 第1回「これからの小網代の森の保全活動」 第2・3回「流域思考で守られた小網代の森」 |
見学会 | 三浦市三崎港「うらり」見学 |
観察会 | 観察会「小網代の森 秋の醍醐味」(宮ノ前峠入口からやなぎテラスまでの往復 ※第1回は雨天のため中止) |
問合せ先 | (公財)かながわトラストみどり財団 *電話:045-412-2525 |
活動報告
地域のみどりを守り、育てる活動をしている団体を「みどりの実践団体」として登録し、助成・支援を行っています。その支援の一つとして、みどりに関する知識向上及び地区の枠を超えた相互交流と情報交換を目的として交流会・研修会を開催しています。今年度は三浦市民交流センター研修室において、6地区を3日に分けて開催しました。
講演会では、2005年に保全が始まった小網代の森のユニークな歴史と神奈川県、三浦市、当財団およびNPO法人小網代野外調整会議の連携した協同活動等を解説いただきました。
1990年頃、小網代の森を所有している企業と地主の意向でリゾート開発が計画され、森は開発によって消えるはずでした。しかし、森の貴重さに気付き、保全活動を続け30年余、その結果、ゴルフ場もリゾートホテルもヨットハーバーもつくられることなく、小網代はその流域がほぼ全面にわたって保全されました。その背景には、小網代の自然を守り、地域の振興と三浦半島の未来の環境文化のために、その自然を生かすビジョンに共鳴する方々が、様々な困難に直面しても希望を捨てず、快活さを失うことなく、小網代の自然に寄り添い続けたことが起因します。役割を支え合い、目標に向かって信頼し、協働し続けた結果、市民、地区、漁協、関連する企業、行政から多大な応援を受けるまでになりました。その成果として、現在小網代の森は国からの公用地指定を受け、神奈川県、三浦市、当財団、小網代野外活動調整会議が連携し、日常的な維持管理活動を行っています。こうした内容に加え、NPO法人小網代野外調整会議の活動状況等が紹介されました。
講演後、三浦市三崎港 「うらり」周辺の見学会と昼食の時間を設け、各自で散策しました。昼食後に「小網代の森」へバスにて移動。NPO法人小網代野外調整会議のガイドさんの案内により、宮ノ前峠入口からやなぎテラスまでの往復を解説をいただきながら観察を行いました(残念ながら雨天にて第1回目の観察会は中止になりました)。
第1回 湘南地区・県西地区 研修会
第1回 講演会
三浦市各地で「ハマカンゾウ」の花を咲かせています
第2回 県央地区 研修会
第2回県央地区 ススキの茂る小網代の森を散策
第3回 講演会の講師岸由二氏
第3回 小網代の森をガイドさんがわかりやすく説明