竹の子掘りで竹林整備2018自然観察+体験①平成30年4月21日(土)
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集 合 | 小田急線桜ヶ丘駅改札前 10:00 |
解 散 | 15:00 桜ヶ丘駅 |
行 程 | 桜ヶ丘駅~久田緑地~左馬神社(昼食休憩)~久田緑地~桜ヶ丘駅 |
講 師 | 緑地環境プロデューサー 神保賢一路氏 |
定 員 | 各25人(抽選) |
参加費 | 会員 無料 一般1,000円 学生500円 ※現地までの交通費及び行程途中のバス代は各自負担です。 |
雨天時 | 原則として小雨天実施です。コース等の変更をする場合があります。 |
当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしています。 財団公式ツイッター |
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持ち物等 | 長袖、長ズボン、歩きやすい靴、帽子、 筆記用具、雨具、水筒、弁当、軍手、大きな袋 |
申込方法 |
4/1(日)~4/10(火) ①参加希望日と行事名 ②代表者氏名・住所・電話番号 ③会員の方は会員番号 ④メール申し込みのかたはメールアドレス ⑤同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号 ①~⑤ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォーム にてお申し込みください。 〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 *FAX:045-412-2300 *メール:midori@ktm.or.jp |
問合せ先 | (公財)かながわトラストみどり財団 *電話:045-412-2525 |
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概 要
トラスト緑地として保全している久田(くでん)緑地で毎年恒例の自然観察&竹の子掘りの竹林整備作業を行います。 竹は古くから生活の道具や建築資材、楽器など様々に利用されてきました。しかし次々に成長する竹は、定期的な手入れを必要としており、管理できずに繁茂し、人も入れない荒れた竹林が各地で問題となっています。美しい竹林は街の景観を保たちます。春先、手入れの一環として竹の子を掘ることで、竹林整備に一役買いましょう。久田緑地で植物や野鳥観察も楽しめます。
※イベント日限定で竹の子を掘ることができます。
活動報告
初夏を感じるような暖かな4月下旬の頃、久田緑地にて「竹の子掘りで竹林整備2018」が開催した。講師は緑地環境プロデューサーの神保賢一路氏が務めた。イベントを通じてサポーター二名が参加し、参加者の誘導や案内等を支援した。久田緑地の現地では久田緑地くらぶから二名、竹林整備としての竹の子掘りをサポートに参加した。オリエンテーションの時から、植物を科学的な視点から見るだけでなく、自然と共に暮らしてきた人間の文化・物語がいかに大切か、講師から解説がなされた。ナンテンが毒見のために利用されるため便所の近くに植えられること、ヤブガラシははびこるために嫌われているが磨り潰せば虫刺されの薬になること、あちこちに生えているヤマグワは旅行の際の便秘を解消する民間薬であること、ムクノキはその実をムクドリが好んで食べるから命名されたことなど、人の暮らしの中で忘れられてしまった植物との物語があることが紹介された
久田緑地に到着すれば、色々な鳥の鳴き声を聞きながら、スギの高木に覆われた林床の植物、間伐をして広葉樹を植えた林内の光の変化と環境の遷移等、一口に「里山」と言われるものの中に、まさに生物多様性があることが紹介された。
左馬神社のモミジやクスノキの高木を見ながら、サポーターの質問に答える講師。高木の伐倒に関する講座も行い多くの造園業者を指導する講師からは、剪定によって樹木の成長を左右する方法、高木の伐倒処理に関して解説がなされた。
竹の子掘りでは、普段から久田緑地を管理する市民組織「久田緑地くらぶ」から、春の風味の竹の子を食べると竹林がきれいに整えられるという説明がなされた。周辺に住宅地が広がる都市緑地では、以前の里山の暮らしに必須の炭焼きも迷惑行為となってしまい、活動の縮小が悩ましいそうである。
参加者からは、「竹の子は買うもの」「初めて竹の子掘りをやった」「こどもの頃に掘ったが大人になってからは初めて」という声が聞こえた。そんな参加者達は、「どうやったら掘れるんだろう?」「シャベルで掘るのも限界がある」、と、サポーターや他参加者との交流を楽しみながら、自分が掘った竹の子を持ち帰るのが楽しみという表情をしていた。「竹の子掘りは二回目以上」という人は、講師が言うように大きな竹の子を持ち帰るのがとても嬉しいらしく、リュックから飛び出て天を突くような竹の子を抱えていた。
例年、抽選となるほどに楽しい且つ自然を守れる本企画。両日ともに竹の子が満足に掘れてご満悦な顔ばかり。来年にまた参加できることを祈りながら、「竹の子掘りで竹林整備2018」は終了し、参加者はそれぞれ帰路についた。
オリエンテーション、始まります
神の座るさくらは大きく切ってはいけない
街路樹にも色々な効能があります
里山の中に多様性が隠れてます
久田緑地の取り組みを紹介します
竹の子に気も漫ろでしょう
こっちから掘ればいいかな
なかなか掘れない、、、手強いな
かばんから突き出る竹の子
さて、そろそろ終わりです。