大地の動きを感じよう!
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集 合 | 10:00 京浜急行 三崎口駅改札前 |
解 散 | 15:00 京浜急行 三崎口駅 |
行 程 | 三崎口駅~城ケ島~三崎口駅 ※路線バス利用、各自負担 |
講 師 | 柴田健一郎氏(横須賀市自然・人文博物館 学芸員)、三浦半島活断層調査会 |
定 員 | 30名(先着順) |
参加費 | 会員 無料 一般 1,000円 学生(小学生~大学生)500円 ※現地までの交通費及び行程途中のバス代は各自負担です。 |
雨天時 | 雨天時中止。前日17時、気象庁発表の天気予報で翌日午前中の降水確率が60%以上の場合は中止とします。 前日18時以降に録音テープでもご案内しますので045-412-2525にご連絡ください。 |
当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしていますので
ご確認ください。 財団公式ツイッター |
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持ち物等 | 筆記用具、弁当、飲み物、敷物、雨具、歩きやすい靴と服装 |
申込方法 |
受付終了(先着順) ①参加希望日と行事名 ②代表者氏名・住所・電話番号 ③会員の方は会員番号 ④実践団体の方は団体名 ⑤メール申し込みの方はメールアドレス ⑥同伴者氏名・住所・電話番号・会員の方は会員番号 ①~⑥ご記入のうえ、メール/FAX/はがき/イベントフォーム にてお申し込みください。 〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 *FAX:045-412-2300 *メール:midori@ktm.or.jp |
問合せ先 | (公財)かながわトラストみどり財団 *電話:045-412-2525 |
概 要
三浦半島最南端の城ケ島は、地層や地形の観察に最適な場所の1つです。
火炎状構造やスランプ構造といった地層の模様や断層、海岸段丘などを観察しながら、深海から生まれた三浦半島の大地の生い立ちについて学習します。
活動報告
今年度の三浦半島地区推進協議会主催イベントとして、三浦市城ケ島で自然観察会「大地の動きを感じよう!城ケ島の地層観察」を開催しました。講師は横須賀市自然・人文博物館の学芸員 柴田健一郎さんと三浦半島活断層調査会の鈴木進さん、布施憲太郎さん、石田敏和さんの4名です。三崎口駅集合後、路線バスに乗り、城ケ島バス停で下車。オリエンテーション後、観光橋付近から観察会を開始しました。ここでは主に約400~500万年前の白と黒の重なり合った地層を観察。黒い層は海底火山で噴出した岩石や火山灰が堆積したもので、白い層は泥岩とのこと。いくつも層が重なっているため、何度も火山噴火があったことがわかります。また、地層の上下判定方法を学び、この付近の地層は地殻変動等で傾いた結果、古い地層が上側になっていることがわかり、参加者はとても驚いていました。
続いて、長津呂崎では炎のような模様の火炎状構造や逆断層の地層、鍵層(年代を比較する際に用いる特徴のある地層)等、いろいろな地層を観察しました。 昼食休憩後は、断層のずれや海岸段丘等を観察しながら、馬の背洞門へ。ここは波で削られた海食洞で、大正関東地震で約1.6mも地盤が隆起したそうです。大正という比較的新しい時代にもこのような地殻変動が起こることを目の当たりにして、まさに大地の動きを感じることができました。
最後に、馬の背洞門の横から階段を上り、ウミウ展望台で赤羽根海岸東側の関東ローム層の地層や冬期に城ケ島に渡ってきたウミウ等を観察、そして白秋碑バス停まで早咲きのスイセン等を見ながら移動し、解散となりました。 城ケ島でさまざまな地層や断層を見ることができて、参加者からは「とても勉強になった」、「想像以上に激しい地殻変動の様子が観察できて驚いた」、「とても楽しく学ぶことが出来た」という感想をいただきました。
観光橋付近にて
観光橋付近のスランプ褶曲
長津呂崎で柴田先生の説明を聞く参加者
長津呂崎付近の火炎状構造
長津呂崎にて
断層のずれ(逆断層)がわかる場所
馬の背洞門手前の海食洞で放散虫の話を聞く参加者
海岸段丘
馬の背洞門にて
馬の背洞門(海食洞)
ウミウ展望台から関東ローム層の地層を観察
関東ローム層
ウミウ展望台から見られるウミウ等の群れ