三浦半島・小網代の森
|
集 合 | 14:30 京浜急行線 三崎口駅改札前 |
時 間 | 14:30~21:00 |
会 場 | 三浦半島・小網代の森 |
ガイド | (特非)小網代野外活動調整会議 |
定 員 | 50名(応募多数の場合抽選) 小学生3年生以上(小中学生は保護者同伴) |
参加費 | 会員 無料 一般 1,000円、中高生 500円 (小学3年生以上は無料) 集合場所までの交通費は各自負担でお願いします |
現地に駐車場はありません。最寄りの公共交通機関をご利用ください。 | |
雨天時 | 雨天時及び雷注意報発生の場合は中止(当日、正午の気象予報をもとに実施の決定をします) |
当財団ツイッターでも、開催状況をお知らせしておりますので ご確認ください。 財団公式ツイッター |
|
持ち物等 | 長靴(膝丈まで海に入って放仔の観察を行います)、 長袖、帽子、タオル、着がえ、懐中電灯、飲物、 ビニール袋(ゴミや長靴の持ち帰り用)、 虫除けスプレー |
申込方法 |
①参加希望日と行事名 ②代表者氏名・年齢・住所・電話番号 ③会員の方は会員番号 ④イベント申込フォームから申し込みのかたはメールアドレス ⑤同伴者氏名と年齢 (会員の場合は会員番号も記載) ①~⑤ご記入のうえ、 FAX/メール/はがき/イベント申込フォーム にてお申し込みください。 ※申込が多数の場合は抽選となります。応募締切後に参加の可否についてご連絡します。 |
問合せ先 |
〒220-0073 横浜市西区岡野2-12-20 (公財)かながわトラストみどり財団 みどり企画課 *電話:045-412-2525 *FAX:045-412-2300 *メール:midori@ktm.or.jp |
内 容
夏の大潮の晩。母ガニは卵を抱え、いっせいに海岸に押し寄せ、子供たちを海に放ちます。観察会では、引橋から干潟までの観察、ガイダンスを受けた後、膝丈まで海に入り、カニの放仔を観察します。
◆アカテガニの放仔(ほうし)について(写真上)
アカテガニは陸地に生息していますが、カニになる前の幼生期は海で過ごします。そのため、産卵するためには、海に降りなければなりません。産卵といっても正確には卵ではなく、「ゾエア」という幼生(ようせい)を海を放すので、「放仔(ほうし)」といいます。アカテガニは小網代の森、干潟、海すべてを使って暮らしています。
◆小網代の森について
小網代の森は、アカテガニなどの多くの生きものたちが棲む自然豊かな緑地です。緑地内の中央を流れる「浦の川」は、源流から河口干潟まで、人工物で遮られることなくつながっており、このような自然環境は関東では小網代の森だけといえます。
詳細:小網代の森について
◆小網代の森保全利活用対策協議会について
民間、行政、団体による連携のもと、環境学習の場として、小網代の森の貴重な自然環境の保全とバランスのとれた適正な利活用が行われるよう、本協議会では緑地の保全・維持管理とともにエコツアーなど利用の推進に取り組んでいます。
協議会の構成団体**
神奈川県、三浦市、京浜急行電鉄㈱、㈱リビエラリゾート、みうら漁協協同組合、(特非)小網代野外活動調整会議、東京環境工科専門学校、三浦市小網代区、(公財)かながわトラストみどり財団
活動報告
今年度最初のアカテガニ放仔観察会を開催しました。
7月18日は四国へ上陸した台風の影響により関東周辺は雨模様でしたが、三浦半島だけには雨が降らないという奇跡的な天気の中で実施することができました。また、曇り空で涼しい風があるため、夏場にしては快適な観察会となりました。
集合は午後2時30分の京急三崎口駅。引橋までバス移動し、小網代の森の「中央の谷コース」を班ごとのガイドで散策しました。ガイド講師から小網代の森の動植物の生態から、森が守られた保全の経緯などの解説を受けました。
そして、夕暮れ前にガイダンスを受け、アカテガニの放仔を“海から見る”ため海岸線に一列に並び、夕暮れを待ちました。
アカテガニは、森に住み、夏の大潮の晩に大挙して干潟にきて、お腹に抱えた幼生「ゾエア」を海に放します。卵ではなく、子どもを放すので、「放仔(ほうし)」といいます。
その後、放仔で放たれたゾエアはひと月ばかりを海で過ごし、また森に帰ってきます。
この日も多くのアカテガニが岸に押し寄せ、次々に放仔を行い、参加者は自然の営みを邪魔しないよう気をつかいながら観察しました。
参加した子どもたちから、「普段は生きたカニをテレビでしか見たことなく、興味もなかったけど、参加してカニと自然に興味をもつことができた。」、「森は“人の手が入る事で山がいきる”ということにビックリした。」などの感想をいただきました。
(staff: kub, sak, ichi)
引橋入口で開会式
中央の谷を散策
土穴の中をのぞくとアカテガニが
放仔観察前のガイダンス
長靴をはいて海に一列
お腹に子を抱えた母ガニ
次々にアカテガニがやってきます
アカテガニの放仔