自然環境学習システム

自然観察会を行うにあたって

I  考え方

1.自然観察会の効果

  • 自然の美しさ、巧みさに対して、素直に感動できる。
  • 自然のしくみ、自然と人とのかかわりについて考えることができる。
  • 自然の価値を理解するとともに、自分の自然観を持つことができる。
  • 自然に対して畏敬の念を持ち、危険性を正しく判断できる。
  • 自然を大切にする気持ちを他の人にも伝えることができる。

2.指導者の役割

  • 知識を教えるのではなく、自然と親しむようにしむける。
  • 目標、ねらいを常に意識した上で、適切な手法を用いる。
  • 自然に対して、興味や関心を持つ感性を育てることを心がける。
  • 自然のしくみを正しく理解するための見方、きっかけを与える。
  • 特定の生き物ばかりでなく、人間を含めた自然環境全体に目を向けさせる。
  • 「身近な自然」と「豊かな自然」の両方に目を向けさせる。
  • 自然を私物化せず、共有物であるという認識を持つ。
  • 自然に接するマナー、自然環境保全に対する意識を持てるように働きかける。

II  安全管理

1.オリエンテーション

  • 主催者、指導者との信頼関係の構築
  • 行事の主旨、目的を説明
  • 参加者への注意事項

2.下見

  • カリキュラム、プログラムの検討
  • 日程の検討(集合、解散場所、コ−スタイム、休憩場所など)
  • 危険箇所のチェック
  • 天候変化による対応策(エスケープルートの確認など)
  • 緊急時の対応策

3.危険の存在

  • 回避すべき危険と教育すべき危険
  • 危険な生き物

4.事故時の対応

  • 連絡体制
  • 緊急車両の配備
  • 救急病院

5.事故に備えて

  • ファースト・エイドの研修
  • 傷害保険の加入(参加者を対象に)
  • 損害賠償責任保険の加入(主催者、指導者、ボランティア、行事を対象に)
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